長寿命化の是非を問う

看護師の友人は言った。
「病院なんて、家に帰ってもひとりで暮らせないから頼み込まれて退院が延びてる人や、年金は受け取るから生きてて欲しいけど面倒見たくないからとなんだかんだ理由つけられて家族から退院させないでくれと裏でお願いされてる人、本人や家族の意思表示ができずとりあえず延命するしかない人でベッドが慢性的に埋まり、その介助で追われてる。本来あるべき『治療への意欲がある人』への看護をしたいのに、充分にできない」

長寿命でいることは本当に良いことなのか?

自分で動けなくなったり、働いて稼げなくなった途端に、自分自身が「ただコストがかかるだけのお荷物」になる。

映画「プラン75」のように、自分の意思で死ぬ事ができる仕組みと施設があればいい。

社会保障費の高騰、「車が無ければ生きていけない」と叫ぶ老人が起こして若者が死ぬような交通事故、見えない将来・不安な老後のために貯蓄にまわり増えない消費、インフラの老朽化、増える空き家…

安楽死制度があればすべて解決だと思わないか。

制度の成立が難しいにせよ、ホスピス等、無理な延命はせず前向きに潔く最期を迎えるような努力ができる場所が欲しい。

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