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美月/コピーライター
2023年8月27日 14:48
8月も過ぎるのがはやかった。今月も断片的にふりかえり。いつかの自分にあてた備忘録です。某日-1大人の写真部に参加。軽井沢と小諸へ撮影に行った。メンバーのなかにはお世話になっている人も、初めてお会いする人もいた。みんな大先輩だから、私なんかがいていいのかどきどきしていたけれど、カメラを持って街を歩いているうちに、そんな不安は消えた。楽しかった。夢中でシャッターを切っていた。写真はおもしろ
2023年8月12日 19:12
久しぶりに、帰省した。通勤に使う下り列車。片手には文庫本。車窓から見える夏が、鈍行のスピードで流れていく。会社の最寄り駅を通り過ぎると、見慣れない景色に変わる。引っ越してきてから一度も、この駅より先まで乗ったことがなかった。夏はいつもフィクションみたいだ、と思う。鮮やかな景色も、追憶を誘う匂いも。遠い昔の記憶。ひぐらしの声、線香と桃畑の匂い。一度、高校の頃の最寄り駅で降りた。この駅に
2023年8月3日 21:37
追憶。あっ、と言うまもなく、と言うまもなく、終わった7月。あまりにも夏だった。夏はいつも短命だ。どうしようもなくまぶしくて、濃い影を残して去っていく。これは7月の断片。断章。***◯日人生で経験できる夏には限りがある。ふっと気づいて、焦燥感に襲われた。私は夏が好きだ。いのちの気配が濃いところも、終わりの匂いが強いところも。どうしよう。また夏が去っていこうとしている。待って。私は夏が好
2023年7月17日 20:07
夏。あまりにも夏。仰いだ空は高純度、木陰が誘う夕涼み。海。森。光。地面にできる模様。砂の感触。土の感触。視界。私が切り取る世界。夏の匂いから逃れられない。透明な手が背中に触れる。夏。遠い昔の夏休み。塩素とプール、スイカと朝顔。あの頃はよかった、と人は言う。私も言う。今日も、いつか、あの頃になる。歩く。砂浜はさらさらしている。歩く。木立はしっとりしている。考える。考える考える考える。とき