ボロボロメンタル回復の実態とは
約4ヶ月 無職
こんなに長い期間、手帳がほぼ真っ白だったのは初めてのことでした。これまで如何に予定を詰め、多忙な生活をしていたのかを思い知らされました。
振り返ってようやく、4月は精神ズタボロ状態で、無気力だったな〜と気づきました。遊んで吹っ切れよう!とGWは遊びに出ていたけれど、後ろめたさや罪悪感が心の中にずっとあって、「遊んででいいのかな」「なんでこんなことしてるんだろう」と自己嫌悪の嵐だったり。
でも生活していくうちに、「辞めたのは仕方なかったし最善の選択をした」と思えるようになってきてようやく、真の意味での回復ができたと思う。自由奔放に暮らしてました。
鬱になると普段やっていることができなくなる
とよく聞きます。それは正しいと思います。
実際私も、働いていた2週間はお昼ご飯が食べられなくなり、朝ごはんも抜いて、とにかく寝ていたくて。辞めてからもお風呂や歯磨き、洗顔に化粧、掃除などできなかった。したくなくて、やりたくてもできなくて、そんな自分がもっと嫌になる自己否定ループ突入。
だからハードルをぐっとさげて「今日は顔洗えたから良し」「今日は掃除機かけたから偉い」と1つやればOKくらいで1ヶ月ほど過ごしていました。
でも、はじめての料理はほんとに楽しくて…
“いつかのために” 時短テクも取り入れて、楽に続けられるようになりました。
具材を買う
献立を考える
料理する
食べる
片付ける
ゆっくり彼くんと食べれる夜ご飯のために頑張って作っていました。お仕事で日中もいないので夜の時間は貴重でした。一時は夜ご飯だけが楽しみだった。
この一連の流れのおかげで“生活しているんだ”と実感できたと思います。これを軸に、キッチン周りの掃除から家事に繋がって、できることを増やせていけたんだなと思います。
思えば5月、いろんなことしてました。
料理もだけど、その頃ってほんとにそれだけで
外に出ればいい方で、昼に起きて(2度寝)パンかじって、スマホ見て18時になって、ご飯作って食べて片して寝る(寝れない)日も多くて、そうするとほんっとうに夜ご飯くらいしかまともじゃない。
それを察してなのかは分からないけれど
パズルやらお絵描きやら、これは「やりたい」よりも“与えられた”に近い状況ながらも彼くんとやっていました。最初は「すごいやりたい!」ほどは気乗りしてなかったり。やるかーみたいな感じ。でもやることあれば起きてるし、頭使ってなかった分、ちょっと頭使ったりするとご飯食べるようになるし、「動くか」って気になった。
外出ると多少は刺激になって、「これいいな」「面白そう」って気になって本読んだり。とにかくポジティブな反応を自分で探すように過ごしていました。
それが一旦飽きたり終わると「次はどうしよう」になって、パン作りしたり、自分でやりたいことを探すようになった気もする。
そんなことをしながら、6月にふと我に返り「やばい、なにしてたんだ」と動き出し今に至るわけです。さらりと転職活動は終わり、インターンを経て、夏休みも遊んで働いています。
超絶自己分析と自問自答の日々に戻りました。
メンタル系クリニックには有難くお世話にならなかったけれど、4月時点ではお世話になっても良かったレベルだとは思っています。普通じゃなかった。
あまりにも寝れなかった時期は睡眠薬欲しくなったりしたけれど、どうせやることないし昼寝するかーくらいで寝てやり過ごしたりしていました。
そんなわけで、6月頃からは割りと今まで通りの私に戻ったわけです。4~5月あまり記憶に濃くないけれど、6~7月は結構楽しかったな。
こうやって振り返ると、2~3ヶ月くらいで良くなることができたのは、やばい環境から早く抜けられたことと、彼くんのおかげです。彼くん偉大。
病んでる時は何を言っても通じないとは思うけれど、とりあえず何かやってみること、なにか好きで楽なことを続けることが大事だと思います。
やること無さすぎて暇な方の参考になれば。
やったことリスト
毎日ひとつやれば1ヶ月は過ぎちゃうと思います。
自分を守れるのは自分だけ。
まずはちゃんとお自愛しながら生きましょうね。
それから、後から論だけれど…
4月の2週目の段階では実家と彼くん宅を行き来する生活でした。そこで家でも彼くんの前でも醜態を晒していたわけです。彼くんが「うちにおいで」と言ってくれたからボロボロの私は流されるように、彼くんの家での暮らしを始めました。一方、その選択をしたのに家からは全然連絡来なくておかしいな、と思っていました。彼くんの家で生活することを伝えてはいたものの、にしては連絡が来なすぎると。
夏休みに実家に帰って分かったことですが、妹が母に「連絡しないであげて」と言っていたようです。母から連絡がないことは私にとってとても有難かった。母に限らず、「ちゃんと働かないとダメよ」「今何してるの?」といった発言はめちゃくちゃぐさぐさくるのです。だからそれがなかったことはとてもありがたがった。しないで欲しいことをしないでいてくれること、これが1番有難いものなのかもしれません。
ボロボロのとき、たくさんの人に支えられていたのだと改めて実感しました。
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