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大学の卒業が決まりました。

4年間の大学生活が、無事終わることが決まりました。機械工学科での4年間は宇宙ロケット部での生活そのものでした。それは、初めて知ることばかりで、毎日が新鮮で楽しくて、とても充実していました。

機械工学科だから“宇宙ロケット部”に所属していた訳ではありません。元々宇宙工学が学びたくて機械工学科を選択しました。

大学の成績は30/200位くらいには入っているはずで(大学3年生時点ではそうだった)理系にしてはやや高めに、勉強にも励んできました。

でも、満足感はあまりありませんでした。自分で定めた目標、それを達成させるための計画、そして実行と、自分なりに工夫して努力して得られましたが、学科での学びは仮に技術者になるとしてもあまり役に立つようなものではないなと思ってしまいました。座学での勉強はそれまでなのです。きっと技術者になって、学び直すためにあるのでしょう。
そう思ってしまうのはやはり、サークルの存在がとても大きいと思います。座学のより進んだ内容を、より実践的に、宇宙ロケット部での経験は生きた経験です。常に課題にぶつかり、考えて動いて、毎日やることが多くて当たり前に大変でしたが、座るだけの勉強と違って常に手を動かして身体に染み込ませていくその一つ一つの小さな作業はとてつもなく楽しかった。

大学の学びもサークル活動も、自分として満足もでき、先生からも評価を頂いて、大学の公式サイトに私のインタビュー記事を載せて頂けたことは忘れられない出来事です。この時から私は “書くこと” をしていて、インタビュー記事を書いてみたいと思ったきっかけかもしれません。

学問の学びとしても、それ以外でもたくさんの経験をし、当時の夢にちかい場所にいたのに、それをほとんど全部捨ててしまうような進路選択をしてしまったことを、私はまだ心の奥でもったいないと思って仕方ないのです。選択をしてからまだ数ヶ月しか経っていないからそう考えてしまってもしょうがないかもしれませんが、やっぱり不安なのです。

今は心が落ち着かなくて早く4月が来て欲しいものです。でもやっぱり前向きに社会人になれそうにないので、いつまでもこないで欲しいです。

先生や後輩や同期の仲間を裏切ったような形で就職を決めてしまって申し訳無いけれど、サークルでのたくさんの出来事や経験は私の中に未だ生きているし、大切なんだということが再確認できたような気がします。

ひとまず、卒業できることになって、分かっていたけどほっとしました。単位の計算は難しいので、ちょっとぴりだけ不安だったのです。

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