それでもやっぱり進まなきゃダメなんだ
休日も2時間くらい仕事をして迎えた月曜日、それはそれは大変だった。明日火曜日から先輩はイベントのために出張に行く。私は最終日だけ後を追って行くことになっている。
先輩に聞きたいこと、確認が必要なことは月曜日、それも早い時間に終えなければならない。
少しだけ早く家を出たのに電車の遅延で結局はいつも通りの時間になってしまった。早く出て良かったものの、意味が無い。
そこでお客さんから催促のメッセージがきた。出張から続くタスクの帳尻合わせが上手くいっていなかった。
もう泣きたくなった。こんなに責任の重いことやりたくないって。重すぎて怖くて、毎日の一歩があまりにも重すぎて。まるで足に大きな石ころを付けているように頑張って進む毎日に、とうとう辛くなってしまった。嫌だ。やりたくない。
先輩にも話して相談した。
「あわわゎゎゎ…どうしよう…」って心情の中、うつむく私への先輩の一言目はこうだった。
「落ち込まなくていい」
確かに私には良くない部分があった。それは仕方の無いことだ。これから学んで習得していくべきことだ。でもお客さんには挽回しなければならない。これから挽回すれば良い。
何があってもやるかない。進まなきゃいけない。
金曜日にも言っていた「売上を作ること」これが私たちのやるべきことである。そのために何でもする。「こうでなきゃいけない」なんてこともない。
私はまた勝手に作った固定概念に固められて動きにくくなっていたんだと思う。
性格上どうしても、聞くことが怖い。どう思われるかな、この人忙しそうだな。聞くタイミングいつにしよう…そんなことを毎日ぐるんぐるん頭の中を駆け巡ってる。
それは不必要であると分かりつつも、どうしてもそうなってしまうのだ。抜けられないのだ。これが私の頭の作りなんだ。
だからより、毎日の一歩一歩がとてつもなく重たくて、上げるのが嫌になってしまうけれど、それでも進むしかないんだ。
この仕事にすると決めた時、思っていたのです。
この業務量、責任の重さ、制度。
これに私はどれくらい耐えられるのか。
適応できるのか。心がもつか。
「やりたい」気持ちに私の習得スピードと仕事の責任や量の多さ。これを天秤にかけた時にどっちが勝るのか、これはやってみないと分からない。
だから、できるところまでやるしかない。
結局はそれだけなんだと思う。
なんとかやりきった月曜日の帰り道。
辛かったし辛いけど、私と同じくらいの仲間も遥か先を行く先輩の間にも誰もいないことも、今の私にはとてつもなく辛くて寂しくて大変だけど、やらなきゃいけないんだと、改めて強く感じた。