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【日本全国写真紀行】 5 三重県亀山市関町

取材で訪れた、日本全国津々浦々の心にしみる風景を紹介します。ページの都合上、書籍では使用できなかった写真も掲載。
日本の原風景に出会う旅をお楽しみいただけます。


三重県亀山市関町

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【関宿】今も脈々と守り継がれる宿の景観と趣き

 東海道の中でもっとも古い歴史をもつ宿の一つ「関宿」。
「関宿」の発祥は古代までさかのぼり、壬申の乱(672年)の頃に置かれた古代三関のひとつ「伊勢鈴鹿の関」に由来するといわれている。
 以来、交通の要衝として栄え、江戸時代には東の追分から伊勢別街道、西の追分から大和街道が分岐するなど、各方面から多くの旅人が集まる活気あふれる宿だった。
 その活気と宿の華やぎが目に浮かぶほど、往時のままの家並みがここには残っている。美しい格子戸が並び、幕板や出格子を備えた町屋や真壁造りの厳かな民家が軒を連ねる。約1.8kmに及ぶこの町並みは、東海道随一の景観といってもいいだろう。
 よくぞここまで守り続けてきたと驚嘆せざるをえない。

※『ノスタルジックジャパン 東海道五十三次 写真紀行』 産業編集センター/刊より一部抜粋


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【坂下宿】趣深い家屋が今もしっかりと残る峠越えの宿

 「東の箱根、西の鈴鹿」と言われた東海道の難所、鈴鹿峠。この峠の麓の宿として、伊勢国と近江国からの峠越えをする旅人でにぎわったのが坂下宿である。江戸時代後期には、大竹屋、松屋、梅屋の三軒の本陣と小竹屋脇本陣があり、大いに繁盛した。とくに大竹屋は間口十三間半(約24メートル)、奥行二十五間(約45メートル)もあり、東海道随一の大店として知られていた。

『ノスタルジックジャパン 東海道五十三次 写真紀行』 産業編集センター/刊より一部抜粋

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