MARNIHEISH
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レントンと、レントンに憧れた愚かな少年の20年。
4月8日の公開から3週間。
3回も観てしまった。別に複雑なストーリーじゃない。伏線らしきものもない。1度見れば充分だ。それでも何度も足を運んでしまう。理由は色々あるが、ただ単に「思い入れ」という言葉で片づけてしまってもいいだろう。
「T2 トレインスポッティング」
1996年に公開されたトレインスポッティングの続編。20年後のストーリーだ。確かこの映画を初めて見たのは18歳だったから、
続・フットボールにおけるダービーとは何か。
余談。
トレインスポッティングの続編、20年後を描いた「T2」が公開された。現代のスコットランドだ。あのどん底だった20年前から何が変わったか。
この国は、EU加盟によって景気が上向いていた。街には最新型の路面電車が走り、垢抜けてきれいになった。
そしてパブにはユニオンジャックの旗が飾られている。つまり、EUであるイギリスを受け入れている(その後、離脱が決議されたが……)。レントンは
フットボールにおけるダービーとは何か。
フットボールは紛れもなくスポーツという文化だ。けれどもフットボールの応援もまた、スポーツではないものの、一つの文化であると、おれは思っている。スポーツではないと書いたのは、それが競技ではないからだ。
「フットボールの応援が文化である」という考え方は、日本ではそれほど根付いていない。そもそもフットボールとは別物だという認識もない。文化というのは、つまるところ歴史の積み重ねだ。だから、少なくとも応
He ain't got nothing at all.
かのアンディ・ウォーホルが見出したことで伝説となったNYのロックバンド、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド。退廃的なサウンドとタブーに切り込む歌詞は、後世に大きな影響を残した。
基本的にヴェルヴェッツはフロントマンであるルー・リードのバンドであったと言える。それに対抗できる個性と感性の持ち主がベーシストでヴィオラ演奏者のジョン・ケイル。二人の激しい個性のぶつかり合いが、初期のヴェルヴェッツの