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現代に求められるブランディングとは?4つの重要なメリットと戦略

商売をしている方であれば一度は「ブランディング」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか?

しかし、本当の意味でブランディングの意味を理解している方は少ないのではないかと思います。

この記事では、ブランディングはなぜ必要なのか?ブランディング出来るとどういうメリットがあるのか?コストをかけないブランディングとはどういうものなのか?

というブランディングの重要性について記載しております。

頑張って作った商品が売れない。
ブランディングを構築したいけどその方法がわからない。

という方が参考になると思いますのでご覧いただければ幸いです。

ブランディング(英: branding)とは、ブランドに対する共感や信頼などを通じて顧客にとっての価値を高めていく、企業と組織のマーケティング戦略の1つ。


また、ブランディングとはお客様の視点を変えるという作業とも言えるかもしれません。子供が書いたような意味のわからない絵であっても、絵画の作者にピカソと書いてあればそれは価値があると思ってもらえるような工夫です。

では、このようなお客様の視点を変えて”顧客にとっての価値”を高めていくとどのようなメリットがあるでしょうか?

目次
1.ブランディングの4つの重要なメリット
①価格競争からの解放
②マーケティングが容易になる
③長く安定した商売に繋がる
④価格以上の価値を提供することが出来る。
2.今日からできるブランディング4つのポイント
①競争しない視点を持つ
②エンターテイメントとホスピタリティ
③承認欲求を満たす
④SNSでのコミュニケーション
3.まとめ
4.関連文献

①『ブランド論』—無形の差別化を作る20の基本原則
②『シュガーマンのマーケティング30の法則』
③『ニュータイプの時代』 新時代を生き抜く24の思考・行動様式
1.ブランディングの4つの重要なメリット

①価格競争からの解放

例えば、料理というものは高級レストランで数万円するものもあれば、定食屋で900円で提供されるものもあります。

食材、内装等のコストの違いから、設定される値段が異なるということはもちろんありますが、高級レストランの名前が持っているブランドに対する料金というものも含まれているはずです。

ブランディングが確立されていれば

価格=コスト+利益+ブランドの価値

という構造になります。

つまり商品そのもののコスト+利益、以外で勝負することが可能なので、似たような商品との価格競争から抜け出せるというわけです。

ブランディングが無い場合は、低コスト、低利益で他社と差別化できない場合はコストで勝負するしかありません。

さらに、価格競争に巻き込まれてしまった場合、低コスト化により宣伝費、開発費、人材育成にコストを掛けることができなくなるため、さらに不利な状態で価格競争をしなければならず、負のスパイラルにはまってしまいます。

ここで、ブランディングが確立されていれば、価格競争から抜け出すことができます。

大手企業はその資金力で薄利多売の価格競争を得意としています。このような大手と戦うために、個人や中小規模の商売が最も必要とされる要素がブランディングである。

②マーケティングが容易になる

“ブランディング”と似た言葉に”マーケティング”という言葉がありますが、この二つは似て非なるものです。

マーケティング:お客様に対して商品・サービスを勧めること。

ブランディング:お客様が商品・サービスのファンになること。

最近は SNS が発展してマーケティングに必要な価格というものは比較的下がってきていますが、それでもマーケティングには膨大な労力とお金が必要です。

ブランディングが確立されていれば、商品の宣伝をせずとも、お客様の方から出向いていただけるだけでなく、商品のファンになって頂ければ、SNSを通じてお客様から積極的に宣伝して頂けるというメリットがあります。

つまり、ブランディングが確立されてファンが増えれば、自然とマーケティングはお客様の方から口コミという形で拡大するためコストをゼロにしていいということではありません、マーケティングにかける労力コストを削減することが可能になります。

マーケティングにかけるコストをゼロにしていいというわけではありませんが、ファンによるマーケティングは社会心理学用語でいう”ハロー効果“とよばれるもので、いわゆる口コミの効果は絶大です。


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