つゆき(臨床心理士・公認心理師)

心理臨床オフィスinemuriは〔江東区門前仲町〕〔世田谷区豪徳寺〕にあり、臨床心理士…

つゆき(臨床心理士・公認心理師)

心理臨床オフィスinemuriは〔江東区門前仲町〕〔世田谷区豪徳寺〕にあり、臨床心理士・公認心理師によるカウンセリングを行っています。オンラインカウンセリングも始めました。 https://monnakaco.com

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臨床心理士・公認心理師(国家資格)によるオンラインカウンセリング

世田谷区や江東区で対面カウンセリングをしている心理臨床オフィスinemuriです。この夏から、オンラインカウンセリングを始めました。 https://monnakaco.com これまでは、島しょ部在住の方、介護・育児中で身動きの取れない方を中心に提供しておりましたが、夏からはポリシーに同意していただいたみなさまにサービスを提供いたします。 申込みの流れinemuriのメインサイトより、抜粋です。 お申し込みの際はこちらをご参照ください。 1.お申込み フォームに必要

    • 私設心理相談オフィスの始め方(私の開業臨床)

      こんにちは。心理臨床オフィスinemuriのつゆきです。いつもとは違い、同業者の方向けに文章を書きます。 動機のひとつは、今(2021年12月)、ツイッターの心理業界まわりで話題になっている「倫理」について思うところがあった、ということです。倫理は、心理療法が心理療法であるための大切なものですし、なによりも、クライアントさんたちを傷つけないために専門職として譲れないものです。 そして、私設心理相談という領域は、心理師・士の倫理が、特に必要であり、試される場であると私は考えま

      • パワハラ防止の対応はこれからだという中小企業事業主のみなさまへ

        こんにちは。臨床心理士・公認心理師による心理臨床オフィスinemuriです。中小企業の事業主の方、同業組合の方、商工会議所の方に宛てて、noteを書きます。(オフィスのURL:https://monnakaco.com) 2022年4月から、パワハラ防止対策が中小企業においても義務になります。とはいえ、コロナの影響もあり、「そこまで準備ができない」「気持ちが向けられない」というのが本音のところではないでしょうか。 しかし、2022年4月以降は、パワハラ防止措置が講じられな

        • 褒める舞台演出家への転職と、子どもやチームメンバーを育てること

          先日、ハラスメント防止・対策についてのミーティングに参加しました。 その流れで、ひとりの演出家(Aさんとします)と話す機会を得ました。 演出家や劇作家には、例えば「年収がいくらである」だとか「どこどこの会社で役職が」などの目に見える評価基準はなく、「カリスマ性があるか」などで評価がされがちであり、「才能あるね」の一言で起用されたと思ったら、理由もわからず「才能がない」の一言で切られてしまうこともある。 「口約束で生きている」という実情などもあり、不安を抱えやすく、それが

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        臨床心理士・公認心理師(国家資格)によるオンラインカウンセリング

          オンラインカウンセリングは1回30分でもご予約可能です/「面接室に現われない人たち」へ

          杉原氏の記事を拝見し、特に『「SNSカウンセリング」はカウンセリングなのか?』の部分に刺激を受けました。 旧来の方式でないカウンセリングへの抵抗感を抱く理由は、ひとによってさまざまだと思いますが、これまで行ってきたことと違うため「その価値を保障できない」ということもあるかと思います。 しかし、時代は急速に変わっています。心理職がその価値を見出せずとも、利用者のみなさんが感じてくださる可能性もあるだろうと、当オフィスでは考えました。 「面接室に現れない人たち」の苦悩に、比

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          1600文字でカウンセリングを説明します。ご〇〇〇退治に例えて。

          日々の中で溜まっていく小さなストレスが、ごきぶりだったとします。出てきた一匹一匹のごきぶりを退治していくことも大切ですが、それではごきぶりはいつまでも出てきてしまいます。 多くの方は、 一旦、手にした殺虫剤を置いて、 部屋のどこからゴキブリが入って来るのかと部屋を点検したり、隙間を確認したりもするでしょう。 水気がないようにしたり、ゴミを小まめに捨てるようになったり、環境を整えることも試みるかもしれません。 そして、バルサンを買ってきて、水を入れます。窓やドアを全部

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          働く親たちがもっと手軽に発達相談を受けられるようになればいいのに

          心理臨床オフィスinemuri 臨床心理士・公認心理師の露木です。 私は、オフィスの他には総合病院の小児科などでも働いています。そこでは、発達に心配がないお子さんの保護者からも「やんちゃなんですけど、これは多動と呼ばれるものですか。それとも子どもはこんなもんなんですか」「かんしゃくがひどいんですけど、これって性格の範囲ですか」を始めとした、さまざまな質問を受けます。 「まわりに小さな子がおらず、他の子と比較したことがないからわからない……」 と言われることもありますし

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          小さな子どもと遊びながらリラクゼーションを学ぶ

          お知らせが遅くなってしまいましたが、以前、「カタリバオンライン」さんで署名記事として書かせてもらったこちら。 この一部分を、Eテレさんのまいにちスクスク「親と子のメンタルケア」 にて、一部を紹介していただきました(本当に一瞬ですが!) https://www.nhk.or.jp/sukusuku/p2020/ms_885.html カタリバさんのクレジットを入れていただいています。 イメージ遊びをしながら呼吸法。 鬼滅の刃が流行っているうちに、ぜひ。 一度、呼吸の感

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          “こころの悩みについてどこに相談したらよいかわからないという悩み”について

          当オフィスへのご相談は年単位で通っていただいている方もいますし、一方で、一度で終結になることもあります。 一度で終結になる場合は、ご相談内容をよく伺っていくと「適切な相談先がわからずにここにたどり着いていた。適切な相談先がわかればそちらに行きたい」という場合があります。また、お話を伺っていくうちに「こっちに相談したほうが良さそうですね」とお互いに納得して、そちらを訪ねていただくこともあります。 昔の友人から、突然に連絡がきたと思ったら、「困っている人がいて、相談先を教えて

          “こころの悩みについてどこに相談したらよいかわからないという悩み”について

          ニューノーマル時代を働くひとのメンタルケア〔イメージのアップデート〕

          こんにちは。臨床心理士・公認心理師のつゆきです。 予測できない変化が連続するニューノーマルの時代において、企業・組織における人材育成のあり方は、根本から変わっていく必要がある。 ということで、前回の記事では「ニューノーマル時代は誰もにメンタル不調が訪れる可能性がある時代」「従業員のメンタルヘルスは企業の生産性と関連している。今、メンタルヘルスに取り組まないのはもったいない」という内容を書きました。 ニューノーマル時代は、企業のメンタルヘルス観も根本から変わっていって良い

          ニューノーマル時代を働くひとのメンタルケア〔イメージのアップデート〕

          ニューノーマル時代を働くひとのメンタルヘルス〔転換期が来た〕

          こんにちは。臨床心理士・公認心理師のつゆきです。 予測できない変化が連続するニューノーマルの時代において、企業・組織における人材育成のあり方は、根本から変わっていく必要がある。 私は産業分野が専門の心理士ではありませんが、企業でも働く心理士として、これからの働くひとのメンタルヘルスについて書こうと思います。結論としては「ニューノーマル時代の企業は、メンタルヘルスに力を入れたほうが、無駄がないし、生産性も高まるし、時代に先行して乗れていてかっこいい!」という内容を書いてい

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          子どものゲーム依存やネット依存にまつわる雑記と覚書

          心理臨床オフィスinemuriです 私が小学生に関わる方々向けの講義をするときに、余談として一番盛り上がるのは実は「ゲーム依存」の話題です。(「UDフォント」などのユニバーサルデザインの話も盛り上がります) ですので、簡単にですがゲーム依存やスマホ依存について書いていこうと思います。長くならない程度に・・・。 ゲーム依存は、特にオンラインにつながるゲームで起こりやすいとされています。内容がどんどんアップデートされて「終わりがないもの」に注意。それから「ガチャ」のギャンブ

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          子どもの不登校や学校トラブルの相談と学校の先生に思うこと

          心理臨床オフィスinemuriは【児童に強い】と書かせて頂いていることもあり、お子さんについてのカウンセリング申し込みが多いです。 お子さんについての相談で多いのは、「育てにくさに」「不登校や行き渋り」「(いじめなども含む)学校でのトラブル」についてなどなど。 それぞれのご相談で、内容は違いますが、 学校での問題について話を伺っていると、その根本に、「担任の先生は頑張っているのに関わらず、子どもたちや保護者とすれ違っている姿」が浮き上がってくることがあります。(場合によ

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          心配事はなんですか?春から新入社員になるあなたへ

          こんにちは。心理臨床オフィスinemuriです。 この記事では、私が大学の学生相談で働いていたときに伝えていたことを書こうと思っています。ですので、主には大学4年生(または短大2年生)向けてのメッセージの記事です。 学生相談のカウンセリングには、いろいろな学生さんが来てくれていました。もちろん、春から就職という方も。(就職課からあっせんされて来てくれる学生さんも多かったんですよ) 例えば、不登校経験がある学生さんは、「就職して、続けられるか」とっても心配される方が多かっ

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          声優の冨田泰代さんの読み聞かせ(高円寺「子育て喫茶」)

          こんにちは。門前仲町カウンセリングオフィスです。 12月12日(水)の高円寺「子育て喫茶」に、 声優の冨田泰代さんが遊びに来てくれることになりました。 11時~12時くらいまでの間、ご家族と一緒にお越しのお子さんたちに、絵本の読み聞かせをしてくれます。 冨田さんは、素敵な声優さんであるだけでなく、絵本、絵本の持つ力への情熱が強い方です。大人同士のおしゃべりのなかでも、絵本の魅力や、絵本の持つ力について、色々と伝えてくれると思います。 冨田さんの読み聞かせと、臨床心理

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          思春期の不登校と親の話し3、臨床心理士の視点から

          こんにちは。門前仲町カウンセリングオフィスです。 また、思春期の子どもたちの不登校について、臨床心理の視点から書いていきます。現代の思春期の難しさの話/思春期の不登校と親の話1/思春期の不登校と親の話2 が過去の記事です。 その1、その2では、「母性」と「父性」について、それから夫婦仲について書いてきました。 じゃあ、うちはシングルだから無理なの? パートナーの協力がなきゃだめなの? 単身赴任から帰って来てもらうなんてできない!! これまでの記事を読まれると、こんな感

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