『現代ヒンディー短編選集1』を読んだ
2021/9/17、家にて読了。
図書館で本を物色していた時に本書を見かけ、ヒンディー語学徒として読んでおくべきだろうという使命感に駆られて手に取った。同じシリーズで出ているビーシュム=サーへニーの『タマス』を結局読み終えていないという罪悪感も手伝ってのことだ。図書館の返却期限は、遅読の者には特に残酷に迫り来るものである。
多くの日本人にとって謎の多い国であるインド。その現状を知ってもらおうという監訳者の熱意が伝わってくる短編集である。作家の故・ヒマーンシュ=ジョーシ