ヨーロッパを旅した１００の感想：76.日本は意外に大きくて多様性のある国

なんだか、留学中によくいた日本の子たちの気になる言動を今日は紹介しようと思います。

一応、ロンドン・マルタ・アイルランド・フランスと留学したことがあるのですが…まあ、国によって日本人の個性も変わるのか…と聞かれるとどこにいたって日本人は日本人ですね。笑

よくマルタにいる日本人はこんな感じ！という紹介を見かけますが、そういう方もいますが、別にマルタに限ったことじゃないな、といつも思ってました。

留学に来ているということは、ある程度英語を話すことに興味があったり海外に興味のある人が多いと思うのです。しかし、留学中に出会った７割の方が人見知りだったり、日本人的な奥ゆかしさをもった方達でしたね。（別にそれが悪いとは言ってない）

しかし、そういったザ日本人の方達に多かったのが、日本と海外を比べて日本を馬鹿にすることがあるところでした。

「海外ではこうだけど、日本ではこれだからな…」みたいな比較。

常々思っていたのですが、日本って意外と大きいんですよ。ある出身の土地一箇所を海外全般と比べるのってめちゃくちゃナンセンスです。

例えば「日本って電車とかバスが発達してるけど、海外だと電車遅れたりして本当海外来たって感じする！」と言われたことがありました。

私は日本国内でも大阪・東京・長野・山梨・兵庫などに住んでいたこともありますし、仕事で日本各地をいろいろ回ったことがあります。だからこそ思いますが、電車やバスが便利なのって東京と大阪くらいですよ。

他の街に行けば電車だって普通に遅れますし、どこにだって自由に行けません。最寄りのコンビニまでバスで１時間のところもありますしね。

あとは「外国人って時間にルーズで何考えてるか分からない」です。これも奄美大島や沖縄なんか行ってもらうと分かりますが、島時間でまず約束時間の２時間後くらいにしか集まりませんし、時間にもルーズです。

ましてや、日本語ででさえ自分の気持ちを伝える文化のない日本人が外国語で逐一相手の感情を読もうとすることにも無理があるんです。

「外国だから」や「外国人」だから、ではなくて「その人だから」という問題を国単位で括ってしまう。これって結構怖いことですよ。

しかし、一歩出身国の外に出ると外国フィルターがかかって今まで知らなかった世界全てが「外国だから」という一まとめにされてしまうんですよね。

それが悪とは言いません。それがその方の外国であり日本なので。

でもそれをあたかも不変の真実かのように語られるとこちらも困惑してしまったなぁ…というお話でした。

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