マガジンのカバー画像

ももクロオタの夫

3
運営しているクリエイター

#アイドル

37歳マッチング相手が重度のドルオタだった

37歳マッチング相手が重度のドルオタだった

婚活アプリの有料会員に登録したのは、私が33歳の時だった。今でこそアプリ婚は珍しくないが、当時は「出会い系?」と勘違いされるくらい認知度が低かった。

私自身も「結婚できない男女」が使うツールだと認識していたし、お金を払って結婚相手を探す=敗北だと思っていたので、そこに手を出すのはプライドが許さなかった。

ところがある日のこと。

婚活中の親友が、婚活アプリに登録すると宣言した。

親友をひとこ

もっとみる
37歳ももクロオタの彼の日常

37歳ももクロオタの彼の日常

とある土曜日の夜。日付変更まで残り3分というところだろうか、私の彼はパソコンを前に、神妙な面持ちで正座していた。

時折時計を見たり、せわしなく両手をジーパンの膝に擦り付けたりしながら「その時」を待っているようだ。

遡ること数時間、私たちは待ち合わせをして遊び、外食をしていた。土曜日だったので、そのままうちに泊まりにくるか聞くと、どうも煮え切らない返事が返ってくる。

予定でもあるのだろうか?

もっとみる