noteのタイトルでひきつける方法を書店員の目線で考えてみた
この記事は、タイトルネーミングについてではありません。
その手前。
「目が留まるタイトルとは?」です。
一覧表示されてるnoteの中で、順番にひとつひとつタイトルを読み続けていますか?
たぶん「なんとなく目についたタイトルを読んでいる」
のではないかと思います。
だとしたら……
この時点ですでにふるいにかけられています よね?
面白そうな記事かもって、タイトル文でそそられるよりもさらに前。
タイトルの字面についての記事です。
5年ほど勤めた書店の仕事。
お問い合わせや売り場作り…タイトルから本を探す機会がたくさんありました。
その中で、
見つかりにくい本、逆に「見つけやすい本」があったんですね。
今回は、その経験をもとに考察します。
本屋の棚から、1冊だけ取り出した本みたく、
noteの一覧画面の中で選ばれる 「え、何?」と確認しちゃうタイトルにしたい。
今回の記事も、
「ついチェックしちゃった」の理由探し。
考えてみます♪
本屋の売り場づくりをnote投稿に生かしたい
ずらっと並んだ本の中から1冊を手に取る……その基準は「なんとなく」。
先日の書店陳列の記事では、
表紙が見える「平置き」が、noteの一覧画面に似てるからと、
アイキャッチの重要性を考察しました。
で、noteの一覧画面で目立つものがもうひとつ……
そう! タイトルです!
書店の陳列において、タイトルに依存する状況は「棚さし」かと。
背表紙しか見えていないので、情報はタイトル・著者・出版社のみ。
出版社・著者で分類されている書店だと、
タイトルだけで判断していることになります。
(文庫本をイメージ)
ぎゅうぎゅうに並んだ本屋の棚から、1冊だけ取り出した本。
noteに言い換えると、
画面にびっしり表示されたタイトルから選ばれる私の記事!
うーん、選ばれたいなぁ……
順に考えていきましょう~。
① 文字の密度に反応する
棚から本を探す時、
1冊1冊タイトルを照らし合わせるなんてことはしません。
「タイトル1文字目だけで追う」人が多いです。
でも意外と早いのが……「文字の密度で探す」
白っぽい黒っぽい
まず密度が低い場合。
急にスカスカになるから目につくんですよね。
作家名ですが「乙一」さんとか。
既刊が入荷するたびに「あ、乙一 きたやん」と思ってたもん。
(無条件に認知しちゃう;)
逆に画数が多いものにも反応してしまいます。
「薔薇」とかめっちゃ目につきます。
ちょっと前にXでバズってた「ビャンビャン麺 」の漢字なんて、きっと見ずにはいられない。もはや詰め込みすぎ;
ごめんなさい、ネタに走りました。
でも目が留まると思う。
そうですよ!
白いか黒いかだけなんですが、極端だと目立つって話です。
これをnoteのタイトルに取り入れたい!
だけど、
そんな都合よいワードがあてはまることはまれ……
他の方法を考えます。 ↓ ↓ ↓
空白・カッコ・!・数字
【 】、「」、< >など、記号で囲むテクニック。
よく用いられますよね。
文字にはない余白で視線を留める。
さらに挟み込むことで目立たせているんですね。
この間に入った言葉は気になりがちです!
うん、これは使いやすそうです♪
(目新しさのカケラもない;)
密度の低さで目を留めれるなら、空白はもちろん有効です。
タイトルの途中に視覚的ブレイクを。
ブレイクの後にはパワーワードをもってきます。
これらの文字を使って、
タイトル内でもよりめだつ場所に、伝えたい言葉を配置したいです。
② タイトル欄の余白
本探しの方法は他にもあります。
タイトルがとびっきり長い・短いなら、「長さ」を利用します。
想像してみてください。
1文字のタイトルなんて、めっちゃ探しやすいですから!
noteの一覧画面でも同じことがいえます。
短いタイトルって、余白が多くて逆に目立ってる気がしませんか?
1文字とはいかなくても、
1ワードのみのタイトルをつけてアピールしてみたいです。
今回の記事だと、1文字なら『燦』とか……ん~、伝わらないな;
じゃあ、『引き寄せタイトル』?
すでに1ワードじゃないし、短くないし、ターゲットずれてる;
記事の内容を伝えるために大切なタイトル。
いつも要素をもりもりに取り入れてる私には、難しかったです。
あしからず。
短くてもささるタイトルの記事、note内にたくさんあります。
探してみてくださいね!
③ 秩序をつぶす
シリーズ物って、タイトルの規則性から自然と目につくんですよね。
極端な例になりますが、赤本。
①大学名②学部名③入試形式 の基準で冊子になっていることが多いです。
陳列すると、ずらりと並ぶ大学名。マンモス大学の圧勝!
なんですが、
マンモス大学に挟まれてる1冊だけの大学がすごーく目につく。
覚えてしまっていたほどです。
陳列の規則性をつぶしているから目につくんですよね。
赤本1冊だけの小規模大学をまとめて陳列したら、意識することさえなかったはず。
「おいしいポジションやな」と思ってました。
これってnoteの一覧画面でも使えそう。
例えば、
政治系の記事って、漢字率高めなタイトルが多い印象……
あえて、ひらがな多めのタイトルしたら目立ちそうですよね。
あ、政治系だと私は試せないです;
適切なジャンルを思いついたら、こっそり検証してみますね♪
あとがき
最後までお読みいただきありがとうございました。
書店員目線での考察 第3段をお届けしました。
文章を書く仕事についているにもかかわらず、
一覧画面でめだつ方法ばかり考えている私……
それでいいのか?
と思いつつも今日も検証を楽しんでいます♪
いつか1文字タイトルの投稿をするのを乞うご期待!
(たぶんできません;)
前回の『キーワード』の考察はこちら。ご興味あればどうぞ~。
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