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トランペット徒然話

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およそ半世紀ぶりにトランペットと格闘の日々を始めてしまった私のひとり言。アマチュアトランペッターへの檄になったらいいな。
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2024年6月の記事一覧

耳下腺腫瘍切除から、16日目。

耳下腺腫瘍切除から、16日目。

術後16日目

耳下腺腫瘍で入院して、切除から16日目、退院4日目の今日。トランペット吹奏は相変わらず。初日は覚束なかったチューニングBb音こそ出せるようにはなったが、それより上の音はぱふーっとなって出せないし、低い音も長続きしない。家人は、そのうち戻るよと言ってくれるが、そんな保証はどこにもない。

不安になってネット検索してみたら、耳下腺腫瘍でラッパが吹けない不安を抱える人は、やはり何人かいる

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身の回りの不条理な世界。

身の回りの不条理な世界。

術後15日目

耳下腺腫瘍から復帰(退院)した日。ラッパの音がチューニングBbはおろかFすらまともに出ない残念な状態となった。一夜明けて翌日吹いてみると、多少は改善されているような気がした。そして三日目の朝、チューニングBbまでの音は随分まともに出せ、うまくいけば上のF近くまでは出せるようになっていることを確認した。

しかし次の瞬間、またしてもBbの音が塩化ビニルの水道管みたいな音に変貌してしま

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え?!嘘でしょ?

え?!嘘でしょ?

術後12日目

耳下腺腫瘍というものを切除するために入院し、懸念されていた顔面神経も切断されることなく無事手術は終わり、本日退院することができた。

約二週間の入院の間、当然ながら入院中にラッパを吹くことはできず、時折密かに持ち込んだマウスピースに息を吹き込んでは練習再開を待ち望んでの退院。右耳たぶの感覚はなく、右耳下の傷口周りが腫れぼったく膨れているけれど、唇周りに支障は感じられない状態。

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病気自慢するよねぇ、歳重ねたら。

病気自慢するよねぇ、歳重ねたら。

術後数日目

18歳の時、唐突に網膜剥離になった。これが、人生最初の入院〜手術。強度の近視が原因らしかった。約三週間ほど入院して、手術。眼球に麻酔注射!という衝撃の経験を経て、私は強くなった。しかし大学の後期試験を受けられず、追試となった。追試では本試験の8割しか得点できないので、良が増えた。軽音の部活も、夏の合宿まで楽器吹奏にドクターストップがかけられた。

次に罹ったのは36歳頃の突発性難聴。

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