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イギリスのお菓子 好きなものTOP10

1 スコーン

デボン地方で食べたクリームティー。

日本でも大人気のスコーンですが、現地イギリスでもよく見かける食べ物です。カフェやティールームには必ず置いてあるし、ファームショップ、スーパーマーケットには、袋入りのスコーンが売っています。手作りする人ももちろんいると思いますが、手軽に買って食べられる。

スコーンというのは、そのままでは甘さ控えめでぼそぼそしています。ところが、ほんのり温めて、半分に割り、新鮮なクロテッドクリームとおいしいジャムを塗って食べると、めちゃくちゃおいしい。これをイギリスではクリームティーと呼んでいて、お茶と合わせていただきます。

イングランド南西部で食べるクリームティーが最高!

詳しいお話はこちらから。熱く語っています。

2 セルカーク・バノック

セルカークのパン屋さんで買ったセルカーク・バノック

今年に入って私の中で急上昇したのが、こちら。
現地に行って久しぶりに食べてみたら、ものすごくおいしくってびっくり。
スコットランド発祥のお菓子パン。スコットランドのスコーンと呼ばれることもあるらしい。
名前の通りセルカークという街が発祥、ヴィクトリア女王がスコットランド訪問の際に召し上がり、お気に召したということで一躍有名になりました。ドライフルーツがたっぷりと焼きこんである直系15センチぐらいの平たいパン。スライスしてバターを塗っていただきます。トーストしてもおいしいです!ほんとうに郷土食で、イングランドではほとんど見かけないです。

Noteの記事にまとめましたのでぜひごらんください!
(こちらも熱く語っています。)

3 アップルパイ

イギリスのアップルパイは、こういう感じ。パイ皿で作る。

季節の果物を使ったお菓子は色々とありますが、私はアップルパイが好き。素朴な家庭のお菓子という感じで、秋になるとたくさん作ります。

リンゴがごろごろとはいっている。甘酸っぱくておいしい。

イギリスのアップルパイには、調理用の酸っぱいリンゴを使います。日本ではブラムリーアップルと呼ばれる英国の調理用リンゴが流通してます。

秋になるとたくさん収穫できる。

酸っぱいリンゴに砂糖とシナモンを少し加えてソースパンで加熱してから、パイ生地の中に入れて焼きこみます。パイ生地は、ショートクラストペイストリー。イギリスのお菓子にはよく使われる定番の生地で、さくっとしたタルト生地みたいな食感です。フランスや日本のアップルパイのように、いく層にもなっているサックサックのパイ生地とは違います。とにかく甘酸っぱくておいしい!たっぷりとカスタードソースを添えて食べるのが人気。

4 キャロットケーキ

わたしの作るキャロットケーキ、最高においしいです!(自画自賛)

ティールームに行くとよく見かけるイギリスのお菓子。
お茶菓子の定番。
手作りしてももちろんおいしい。チーズすりおろし器ですりおろした人参がたっぷりと焼きこんである。なんでも人参には甘みがあるそうで、チューダー朝の頃から甘味料の役割もありケーキ(正確にはプディング)に人参を使っていたそうです。戦時中も砂糖の代わりに人参のケーキを焼いていたとか。

という、理由なしでも、とにかくおいしい!
クルミが少し入っているのが香ばしく、ケーキの上にはレモン風味のアイジング。レシピによってクリームチーズの時もあるみたいです。
ちなみに、こういうタイプの2段ケーキをイギリスでは手で食べます!ティールームやレストランの場合はフォークが出てきますが、誕生日パーティーとか仕事場のお茶の時間など気軽に楽しむ場合、サンドイッチのように手で食べるのがごく当たり前。

5 ルバーブ・クランブル

ルバーブのフィリングに、クランブル生地をふりかける。

イギリスに来て始めた知った野菜。それがルバーブ。

お庭の一角に植えてある家が多い。

野菜らしいが、砂糖と調理してジャムやお菓子にするという不思議な食材。生ではたべられない、酸味が強い

ルバーブの茎をザクザクと切ってパイ皿にならべる。

ルバーブは、クランブルにして食べることが多い。食後のデザートに、出来立てのルバーブ・クランブル、そしてカスタードを添えていただく。酸味を楽しむイギリスのお菓子の一つです。

6 グーズベリー・フール

これは、大人のデザート。白ワインで風味づけ。

ルバーブに続いて、酸味のある食材

農場で摘むこともできる!

グーズベリーは、イギリスでもファームハウスで買うような旬の食材。本当のたくさん採れる時期にだけスーパーマーケットに並んでいることもあります。独特の香りと、酸味があり、私はフールにして食べるのが好き。

フールというのは、チューダー朝の頃に生まれたクリームを使った夏のデザート。濃厚なクリームと酸味のあるグーズベリーの組み合わせがよく合います。ちなみにルバーブのフールもおいしいです。

7イートン・メス

メスは、ぐちゃぐちゃに混ぜる作り方から。

ダブルクリームとイチゴ、メレンゲを組み合わせたデザート。
シンプルな材料、作り方なのに、その絶妙なコンビネーションで好きな人が多い夏のデザートです。なんでも、イートン校の催しで食べられていたのが始まりといわれています。

8ヨークシャー・カード・タルト(ベティーズ)

ベティーズに行ったら必ずお土産に買う。

北イングランド発祥のチーズタルト。これは、ヨークシャー地方にあるティールーム「ベティーズ」に行ったらぜひ食べてほしい一品!
優しい甘さのチーズのフィリングにさくっとしたタルト生地。

べティーズのハロゲート店にて食べたヨークシャーカードタルト

9ホット・クロス・バンズ

バンズの上に十字架。

イースターの直前、グッドフライデーに食べられる行事菓子。
起源はとても古いが、今では一年中店頭で見かけるくらい人気のあるお菓子パン。お茶菓子として食べられることが多いかも。

10ショートブレッド

村祭りのとき。イチゴとショートブレッドの組み合わせ。

スコットランドが発祥のビスケット。ウォーカーズのショートブレッドは日本でもよく知られているのでは。バターと小麦粉、砂糖で作るさくさくでほろりとする食感。ミルクティーによく合います。

新鮮な旬の果物を使うお菓子が好きです。

色々なイギリスのお菓子がありますが、現地で暮らしてみて、やっぱりおいしい!、身近に感じる、よく食べるかなぁ…と思うお菓子を選んでみました。皆さんのとっておきのイギリス菓子はなんですか?

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