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【創作小説】クエスチョン・アーク

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現実と虚構の狭間で見るイメージを紡ぐ、哲学系幻想小説。
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記事一覧

【創作小説】クエスチョン・アーク|Epilogue

【創作小説】クエスチョン・アーク|Ep.11 Cantata

こちらが最後の物語になります。 もう、プロムナードは必要ありません。 今日は喜ばしい日で…

【創作小説】クエスチョン・アーク|Ep.10 Spiral Staircase

カラヤン指揮の「展覧会の絵」の演奏は、オーケストレーションをしたラヴェルの風味がよく表れ…

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【創作小説】クエスチョン・アーク|Ep.9 Piano

あれからしばらく空いてしまいました。 今日は少しだけ、前置きが長くなりますことをご了承い…

【創作小説】クエスチョン・アーク|Ep.8 Kalimba

今日は重たい鼠色の空です。 春を目前にしたこの頃の空気は、たっぷりと湿度を含んで、まるで…

【創作小説】クエスチョン・アーク|Ep.7 Tenderness

自由なピアノは気持ちのいいものです。奏でる人も、聞く人も、制約を受けずに気ままにしていら…

【創作小説】クエスチョン・アーク|Ep.6 Bonfire

気が付けば便箋も二冊目となりました。 今度は、ややくすんだパステル調のチューリップがばらばらと乱雑に描かれたデザインのものを選んでみました。全体として青みがかっていて、物憂げな印象です。 どうしてこのような前置きを毎度用意するのか。まどろっこしいと思われる方には申し訳ありませんが、私は物語に変化をつけるため、プロムナードが必要だと考えているのです。または、現実と虚構である白昼夢を繋ぐには、そのための架け橋があった方が便利ではないかとも思うからです。 私は語り手として、この物

【創作小説】クエスチョン・アーク|Ep.5 Smoke

あれからいかがお過ごしでしょうか。少し間があきましたが、私の方はと言いますと、無事に風邪…

【創作小説】クエスチョン・アーク|Ep.4 Chocolate

今日はあまり天気がよろしくありません・・・そして久しぶりに風邪を引いてしまいました。あなた…

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【創作小説】クエスチョン・アーク|Ep.3 Rose

今日はとても良い天気です。こんな天気のとき――雲がなくて、空がどこまでも真っ青なとき――…

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【創作小説】クエスチョン・アーク|Ep.2 Viola

私は願い事を書くのが好きなのですが、あなた様はいかがでしょう。 いつか叶えたい夢をお気に…

【創作小説】クエスチョン・アーク|Ep.1 Cello

私は絵を描くとき、嘘をついてはいけない、という感覚に陥ることがあります。どうにも、目で見…

【創作小説】クエスチョン・アーク|Prologue

あなたのベッドに天蓋があろうとなかろうと その深紅のビロードの上から 私たちは いつでも…

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