六親和合之図
※ 「六親」は、最も身近な六種の親族のこと。父・母・兄・弟・妻・子、父・子・兄・弟・夫・婦など。
※ 「ふ老ふしある」は、不老不死と節ある竹の掛詞になっています。
※ 「竹のそのう」は、竹の園生。
隠居祖父 隠居祖母
主人 妻
嫡子 次男
※ 「かまど 将軍」は、竈 将軍 。家庭のなかだけで威張る一家の主人のこと。
三男 末子
※ 「負るをかち」は、負けるを勝ち。
※ 「尻軽」は、ここでは身軽にという意味合い。
姉 妹
※ 「あはれみ」は、哀れみ。かわいそうに思う心、慈悲。
※ 「夜目遠目笠のうち」は、夜目遠目笠の内という諺。夜見るとき、遠くから見るとき、笠に隠れた顔の一部をのぞいて見るときは、はっきりと見えないので実際よりも美しく見えるという意味。
妾 嫁
※ 「す衛のはんじやう」は、末の繁昌。行く末長く栄えること。 末繁盛 。
隠居番頭 支配人
帳場手代 掛方
※ 「す衛」は、末。
※ 「ほうこうにん」は、奉公人。
売方 腰元
※ 「す衛のりつ身」は、末の立身。
※ 「家のかぜ」は、柳に風 と 家の風(家風)の掛詞になっています。
賄女 丁稚
乳母 子守
※ 「持手からこぼる」は、ある手からこぼれるという諺のことと思われます。お金持ちには、お金があり余るほどあるから自然とまわりにお金がこぼれ落ちる(施す気持ちがなくても、まわりの人々に恩恵を施している)という意味。
中働 物縫
下女 下男
※ 「傍輩」は、同じ主君や家などに仕える同僚のこと。または、仲間、友達。
※ 「衆人愛敬」は、多くの人に愛され尊敬されること。
料理人 掛人
※ 「掛人」は、他人の家に世話になっている人。居候。
按摩 髪結
米舂 日雇
長寿人物撰
※ 「五雜組」は、『五雑組』。明代末期の謝肇淛による随筆集。
筆者注 ●は解読できなかった文字を意味しています。
新しく解読できた文字や誤字・誤読に気づいたときは適宜更新します。詳しくは「自己紹介/免責事項」をお読みください。📖