後悔は燃やしても消えないから 蠍の火は闇を照らす
どうか神さま。私の心をごらん下さい。
こんなにむなしく命をすてず
どうかこの次には
まことのみんなの幸(さいわい)のために
私のからだをおつかい下さい。
銀河鉄道の夜の蠍の火のお話を
思い出したのは、
この春は出会いと別れがたくさんあって、
お別れする人から
こんな話をされたからです。
その方のお嬢さんが、
数年前に自ら命をたっていることは知っていました。
凛として、
それでいてフランクで、
お孫さんを心から愛していて、
いつも穏やかな方で、
とてもそんな過去があるなん