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フライブルク留学記、その16

こんにちは!もくひとです。
ずいぶんとご無沙汰してしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
2022年は自主企画を含め新しい動きをどんどん発信していきたいと思います。もう既に1本自主コンサートの準備を進めておりますので、続報をお楽しみに!
本年もどうぞよろしくお願いいたします!

さてさて、いまだ世界的に厳しい状況が続いていますが、それでも日本の音楽業界には少しずつ活気が戻ってきたなと感じています!
本当に有り難いことに、私自身も昨年夏以降はまともな休みが無く働き詰めで、身体も精神もギリギリでした💦
新しい年を迎えてようやく落ち着くことができたので、またのんびりペースで留学記をアップしていきたいと思っています!

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改めて留学のことを思い返すたびに、ドイツに住んでいた期間は全てのことが新鮮で、あらゆる経験がぼくの血肉になったなあとつくづく感じます。
楽器の練習はもちろんのことですが、様々なコンサートを聴きに行くことも勉強のひとつ。ドイツ国内だけでも多数のオーケストラがあり、その一つ一つが固有の素晴らしい響きを持っています。
色々な場所へ出かけていってコンサートやオペラを聴いたことは、僕にとってかけがえのない財産になりました。

N響ヨーロッパツアー!

ドイツに遊びに来ていた妻が日本に帰国してしばらくした、とある日のこと。日本からNHK交響楽団がヨーロッパツアーのためドイツを訪れるというニュースが入ってきました。
これは是非とも聴きに行きたいなあと思っていたところ、フライブルク音楽大学で一緒に勉強していたテューバ奏者の青山恵大くんが一緒に行ってくれることに。
青山くんは現在日本でテューバ奏者として演奏活動を行なうとともに、ルフト音楽教室を主催し後進の育成にも力を入れていて、さらにプログラミングもできるスーパーナイスガイです。

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最近久しぶりに再開したときの写真です。スーパーナイスガイ!

ヨーロッパツアーということで、様々な国を周る中ドイツでも数回のコンサートが行われるとのこと。悩んだ結果、フライブルクから行きやすく観光も楽しそうなケルン公演を聞きに行くことにしました。
そうと決まれば即座にいちばん安い学生席を購入!ネットで安宿を取って、ケルンへ向けて男二人旅にいざ出発です!


ケルン中央駅から路面電車に乗って数駅、さっそく宿にチェックインすることにします。
こちらはいわゆる民泊で、自宅の1室に泊まらせてもらう感じ。
家主のおじさんはとても良い人で、コンサートを聴きに行くんだと言うととても喜んでくれました。

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宿で青山くんに撮ってもらった。もっとなんか他にポーズなかったんか……

早めに会場近くまで行って観光でもしようかと思っていたところ、ホールの楽屋口近くでばったりN響の団員さんに遭遇!
ちゃっかりゲネプロを見学させてもらい、本番までコーヒーを飲みながら団員の皆様としばし談笑。

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円形のホールで、いろいろな角度から舞台を観ることができる。

すでにその頃はコロナの脅威が認知されつつあり、コンサートはお客様のキャンセルが相次いでいました。
僕たちにとってはある種ラッキーだったのですが、そのおかげでホールのど真ん中の素晴らしい席に移動して演奏を楽しむことができました。
(コロナ前の話ですが、ヨーロッパではコンサート休憩中空いている席に移動することが認められていました)

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せっかくケルンに来たのですから、もちろんケルシュビア。

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素晴らしい本番、今でも鮮明に覚えています。

晩ごはんは、本番を終えたN響の人たちとご一緒させていただくことに。
Schweinehaxeや各種Wurstなどドイツっぽい料理とビールをたらふく堪能し帰路につきます。
路面電車が終わってて、徒歩で宿まで帰ったのも良い思い出。

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たらふく芸術を浴びる!

次の日はフライブルクへ帰る前に少しだけ観光を。
Museum Ludwig(ルードヴィヒ美術館)に入ってみると、素晴らしい内容、かつ大規模な展示で想像を遥かに上回る超大満足!
ガラス作品の周りで「もう少し静かに歩いて!」と係員に注意されたのも、ちょっとした思い出です。静かにしてたけどな!!!プンスカ

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美術館にいたネチコヤン

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美術館にいたワンチヤン……ワンチヤン???

弾丸ツアーでしたが音楽と美術を一気に吸収し、浮かれ気分でフライブルクまで帰って旅は終わりです。
この2週間後、ドイツ中のコンサートホール、公共施設、そして学校の扉にはすべて鍵がかかることになります。

今日はここまで。
Auf Wiedersehen!!

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