コーヒーを美味しく淹れましょう! (その2)
今回の記事から、いよいよコーヒーをドリップする段階に入ります!
お湯と道具の準備はよろしいでしょうか?
必要な道具は…
・ドリッパー(このNoteでは、お手軽なペーパードリップを使います)
・ドリップポット(お湯を沸かすポットとは別に)
です。
…あ、すみません。サーバー
を忘れていました。
もちろん、コーヒーカップも必要ですよね。
ちなみに、私が厳選したお勧めの道具たちについては、追々紹介していきます。
もし、「何を買えばいいかわからないから早く紹介しろ!」というお声が多ければ、予定を前倒しして早めに紹介させていただきます💦
では、参りましょう!
美味しいコーヒーを淹れましょう!(基礎編その2)「ドリップの準備」
あれ?「準備」?と思った方、ごめんなさい…。
準備からドリップまで書くとかなりのボリュームになってしまいます。
ですので、今回はドリップ直前の段階までについて書きたいと思います。
まず、前回の記事で書いた、コーヒーを淹れるための心構え
・丁寧に、ゆっくり
・もったいない!という感情を捨てる
これは、これからも大切になります。常に意識しておきましょう!
さて、ところで「お湯」ですが…どのようなものを用意されましたか?
コーヒーの原材料はコーヒー豆と水だけですので、水はコーヒー豆と並んで重要なものです。適当に水道水を沸かして…ではちょっと物足りません。
もし、ミネラルウォーターを使われるのであれば
・軟水=素直な味が出やすい
・硬水=渋みが出やすく、苦みも強く感じる。そもそも水の味に癖がある。
ので、できれば軟水がおすすめです。
ただ、あまりにもミネラル分が少ないと、今度は苦みが出づらいです。
なので、普通の軟水(お店で一般的に見かける日本のお水)で良いと思います。不安な人は、ペットボトルの成分表示表を見てくださいね!
硬水は苦みが出やすいので、もし目覚ましにキリッとしたコーヒーを飲みたければ、硬水も良いかもしれません。ただ、渋みも出やすいのでドリップの難易度は高めです…。
一方、いちいちペットボトルなんて…という方(たぶん多数派)は、
・できるだけ新鮮な水を使う
ことを心がけてください。
つまり、
水道からポットに入れ→沸かし→すぐ使う
ということです。汲み置きはダメです。
そしてもう1つ。コーヒーは朝、という人も多いと思うので…。
朝一番の水は、一晩を水道管の中で明かした水なので、避ける。
少し流して、それから汲むと良いでしょう。
そして次は豆の準備です。
ここでひとつ…。ドリッパーとサーバーはどの大きさのものを準備されましたか?
例えば、2人前のコーヒーを淹れるとします。
その際に、大きいドリッパーとサーバー(4人用など)を使ってはダメです。
コーヒーの道具については、「大は小を兼ねない」ということです。
もし、大きいドリッパーに少しの豆を入れると何が起こるか…。
大きいドリッパーの下の方にちょっと豆がある、という状況になります。
これですと、
できるだけまんべんなく、同じ温度でお湯を注ぐことが難しくなります。
(縦軸の割合が高いので、なかなか下にお湯が抜けていかない)
これですと味のコントロールが困難になり、えぐみも出やすくなります。
次に、豆はどれくらい使えばいいのか…?ということなのですが、
一般的に言われている目安は
・1~2杯なら、1杯あたり12g
・3杯以上なら、1杯あたり10g
です。ただ、
・深煎りになるほど気持ち多めに
・挽いた後に微粉などを落とすので、上記の量に+1割程度
が個人的にはお勧めです。
ですので、
・1~2杯なら、1杯あたり13gちょっと
・3杯以上なら、1杯あたり11g
※深煎りなら気持ち多め
となります。
ちなみに、メジャースプーンは1杯すりきりで10gとなっています。
ですが、これはだいたいの目安ですね…。
なぜなら、深煎りになるほど、豆が膨らんでいるので同じ1杯でも軽くなってしまうからです。
一言で結論を言うとすれば、「豆をケチらない!」これに尽きます(笑)
今までのグラムの話は何だったんだ、という感じですが、
メジャースプーン何杯分くらいか、という大体の目安にお使いください。
さて、豆とお湯の準備ができたら、次にやることがあります。
それは、
サーバーとコーヒーカップを温めること
です。
コーヒーは、温度の変化で味が変わります。
熱いコーヒーからちょっと温度が下がったコーヒーまで楽しむためにも、この2つは温めておきましょう。
これをしないと、カップに入った時点で相当ぬるいコーヒーになります。
ぬるいコーヒーは、味は感じやすくなりますが香りが立ちません。
沸いたお湯の一部を、サーバーとコーヒーカップに入れましょう。
(温めるだけなので、1/3くらい入っていれば十分です)
さて、これでドリップの準備は完了です!
次回はいよいよドリップしていきます。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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