オートマタ(2014年映画)【主は「生成可能な事前学習済み変換器」chatGPTを使わしアトムにこう説明された「まずは映画感想を書きなさい。すべてはそれからだ」それに対してアトムは「AIって間違えるよね」「お前が言うか」】
2044年、砂漠化した地球。
過酷な環境で人類に替わりに労働を行う、
ピルグリム7000型というロボット「商品カテゴリ名:オートマタ」
1、生命体に危害を加えてはならない。
2、自他の改造を行ってはいけない。
この規則を破ったモノがいるという。
アントニオバンデラス演ずる主人公は、この違反したロボットを探しに行きます。
ロボットは基本的に従順なれど、心は持っている雰囲気がします。
そして人類の奴隷として使われる環境からの救済を、本音では願っている。
そこへ件のモノが誕生。
ちょうどイエスキリストが誕生したときに、
人々の間で語り継がれたメシア伝説のように、
そのモノの話が語られます。
・・・という話なんですが。
まあ、ブレードランナーみたいな雰囲気の元でこの話が語られていきます。
ミステリです。
謎を追いかけます。
ちょっとあらすじが複雑ですが、映画を観ている間はついていけます。
というか、今になって読み返してみるとついていけない。
詳しくはこちら。
前述の規則を破るロボットたちは、なぜか自殺したりして、そのモノの正体は杳としてつかめません。
女性型のロボットが、主人公に付き従います。
そのモノと関連のある(らしい)博士にも意見を聴きに行きますが、博士は謎の殺人事件で殺されてしまいます。
そんな感じでストーリーは進行していき、
まあ結論として、○○○○○○○○
○○○○○○○○○、
○○○というお話でした。
旧約聖書の出エジプト記をブレードランナー風に焼き直した感じで、
そして人類はエジプト人の役回りです。
美味しいですね。
***
ロボットSFでは、ロボットの反乱を不気味に描いた作品が、欧米では主流のようです。
日本では逆に鉄腕アトムのような親しみのあるロボットが主流になっていましたが。
こちらの作品は、一見すると前者のように見せかけつつ、
実は第3の世界を目指しているというオリジナリティのある作品だと感じます。
こういうありきたりの結論に着地することを拒否して、
別のエンドを目指すようなスタイルはスキです。
もうちょっと冒険してもいいです。
SFなんだから。
いつもワンパターンな作品ばかりではなく。
SFなのにワンパターンって何なの?
(ハリウッドSFはいつもワンパターンのものが多い。もったいない)
観客にこびずに、バットを振り切れよ、っていつも思います。
そういう意味でこの作品はえらい!
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