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1492コロンブス(監督:リドリースコット:1992年)【なぜ映画紹介のすばらしさをみな理解できないのだ。俺が、俺が証明してやるのにっ「こうして世界最初の」】

リドリースコットが80年代の終わりくらいに撮っていた、
コロンブスが主人公の伝記映画。

コロンブスが著名人から、
結果的にアメリカ先住民虐殺の先鞭として、
リベラル的にくそみそに言われるようになる頃合いである。

そうした時代に、そういう暗い部分を避けずに、
それでもコロンブスを「情熱の男」として描いた立志伝映画。

これまた動画とか残ってない。
↑ これくらいしかない。

気に入ったセリフは、
もうネタバレするけど、











身の程を知らないと言われたコロンブスが反論するところだ。

貴族の男 「自分を省みろ。恥ずかしいと思わないのか? いつも失敗ばかりで」
コロンブス「あれを視ろ。何が視える」
貴族の男 「われは我々の都市だ、明かりが、建築が、伝統が視える。我々の誇りだ」
コロンブス「みんな、私のような人間が作った」
貴族の男 「・・・」

別の貴族の男「あれも終わりですな。ただの人に戻る」
貴族の男 「どうかな。我々が歴史に名を知られるとすれば、たぶんあの男のせいだ」

確かこんな感じ。思い出しながら書いてるので違っているかも。

映画には出てこないけど、
コロンブスの卵、のエピソードである。
気づいてしまえば簡単なことだが、
最初に気づくことがそもそも大変なことなのだ。
それには常識にとらわれず、挑戦する人間が必要なのだ。


誰もが現状で良しと考え、当たり前のことを当たり前にしかやろうとしない時代、あえてまったく誰もやらないことに挑戦しようとするコロンブスのチャレンジングスピリッツこそは、否定されまくったコロンブスに最後まで残る英雄らしさなのだ。

まあ、今から考えるとそれだけの作品だったのかもしれないけど、

この場面は、私に強烈な印象を残した。

だからって、別に私がそれで何かやったわけじゃないけど、
まあ、少年よ、大志を抱けっ!
っていう作品には感じたんだ。
リドリースコット すげーっ って思ったけど、

まあ、昔の映画なんで、あえてこれをオススメするものではないけど。
これを観た若人が、本当に活躍したらいいよね。
いま考えると、経営者マインドってやつだね。

あとコロンブスはジェノヴァ人だったので、
スペインにとっては本当にお雇い外国人です。
要が済んだら用済み。
なので大変なのだ。

あ、でも。
歴史映画としては充分、射程範囲に入るかな。
ただの映画鑑賞者にも。

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