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さよならタマちゃん(著:武田一義)【さよならさいたまちゃん。マンガ感想は今日から他県民とみせかけてぇー】

ノンフィクション闘病記もの。
マンガ家の先生が、自らを主人公にしたノンフィクション体験記です。
この先生はある日、精巣ガンになられてしまうんですね。

男性の大事な部分ということでタイトルのタマちゃんはそういう意味。
奥さんはいるのですが、子どもはおらず、ワンコが一匹。

ガンツの作者、奥浩哉先生のアシスタントから独立。
持ち絵は、コミカルな2頭身キャラ。

このマンガで存在が知られたからか、
その後は「ぺりりゅー 楽園のゲルニカ」の連載をやらせてもらえるようになりました。

コミカル2頭身で太平洋戦争の激戦地の話を描くという、イイ感じでリアルから距離を取りつつも、だからこそメッセージ性を高めるという方向性で成功したんだと思います。
編集の目のつけどころがいい。でも私は未読です。

で、本題に戻ると、
精巣ガンというのは、ガンの中でもけっこうヤバい系らしく、
(生殖器関連のガンは厄介なのが多い気がします)

特に初期なら、たまちゃんは本来、出島みたいなとこにいるので、
物理的に切除するだけで良いのですが、
本土転移すると途端に大変になる。
この人は、もはや本土転移の段階に相当したみたいですね。

名前の知られた抗がん剤であるシスプラチンが登場しますね。
白金をベースにした、ものすごい吐き気の副作用があるやつらしいです。
最強の吐き気止めも併用するみたいですが、それでも抑えられない。

結論からネタバレさせてもらいますと、先生は助かります。
助かったから、ぺりりゅーを描いていたわけで。
まあ、ガンには再発という概念が存在しまずけど。
もうかなり経ったので、逃げ切り成功だと思います。

さてたまちゃんを取るということは、
将来の不妊治療の一部をしなければいけません。
女性の場合は片方の卵巣をまるごと保存しておくみたいな手術になるのですが、

男性の場合は、そうですね。
とある個室に通されるだけ。

ちょっと話かわりますが。

デ・ジ・キャラットの産みの親、こげどんぼ先生が、
ご結婚されて不妊治療的なことをしていた時も、
旦那さん(陸自幹候)がとある個室に通されたことがあったんですが、

「いやあ、ここの院長、わかってるね」
とか言ってました。
品ぞろえが良かったみたいです。
(これを奥さんにマンガで描かれました)

しかし、武田先生は、この個室においても、
なんと奥さんのことを考えていらしたそうです。
これはかわいいおじさんだ!

というわけで、今回もありがとうございました。
いやあ、今回も本当に眠かったですね。
それではみなさん。おやすみ、おやすみ。   おやすみ。

☆★タイトル画像はチューリップです。安心。

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