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読みたい本が増える年末が楽しくてたまらない

年末恒例の「年間ベスト」が紹介された本たちを、今年も購入し始めている。とりあえず手元にあるのはコチラ👇


そして注文したけどまだ届いていない本たちがコチラ👇


毎年のことながら12月になると、本を紹介する本たちの発売で嬉しい忙しさになる。読書家のかたがたがオススメしている本たちを眺め、読みたい本を物色している時間が幸せ過ぎてたまらない。実際に読みたい本を手に取るよりも、読みたい本を探しているときのほうが幸せだ。

ちなみにいまの段階で読みたい!と思っている本はコチラ👇

どうしてもチェックしてしまうのは大好きな翻訳物になる。しかし最近の文庫はそこそこのお値段がしているため、簡単には購入しにくい。と言いながらも、本に対して財布のひもが緩みまくっている私は、読みたい本たちをあっさり買ってしまう未来しか思い描けない。あきれて何も言えなくなる夫の姿もいまから容易に想像できる。

そんな最近の読書は『エアーズ家の没落』

上巻で抱いた違和感が解明されることを期待したものの、解明するのは読者自身のようなので(そもそもこの違和感を抱いているのが読者全員ではないみたいだし)、この物語をどのように受け止めたものかと、本を読み終わったいまも茫然としている。


私がミステリーを好む理由は、事件の真相が最後に明かされるからであり、答えがハッキリとしているもので安心を得たいんだと思う。もしも事件の真相が明かされなければ、私自身の解釈で本の内容が決まってしまうのだけど、私の貧弱な読解力にまかされても困ってしまう・・というのが正直な気持ち。

ただ小説は答えが明確ではない曖昧な部分がたくさんあって、読み手によって感じる世界観はそれぞれ違うのが当たり前なんだよね、とはいつも思うけれど、私はどうもその辺りを本当の意味で理解していない気がしている。

作家さんの意図をしっかりと正確に読みとって、ハッキリとした答えをいつだって手にしていたいと思っている。それはきっと、100点をとることで自己を表現することが必要だった、子ども時代の名残なんだろうなと思う。正解を目の前に差し出して、花丸をもらうことで自分の存在価値を高めていった、あの頃と何も変わらない思いを胸に抱いているのかも。


読書に正解なんてなくて、だから正解だと思う答えを提示しなくてもよくて、間違った読みかたなんて存在するわけじゃないし、作者の意図をくみ取れないからといって自分の価値が下がるわけじゃない。

自分の読解力のなさ、思考力の浅さが原因で自分に自信が持てない。自信が持てないから、自分に価値がないと思ってしまう。でもそれは事実ではなく、たんなる解釈に過ぎないもの。だから思い悩むのではなく、ただただ好きなように本を読んで楽しんでいればそれで良いんだよね。

難解な本(と自分で思っている)を読むと、すぐに自分を見失いそうになるけれど、本を楽しむという大前提を見失わずに忘れないように生きていきたい。そんな願望をいだきつつ、さて次は何を読もうかと考えている時間は楽しい時間だ。やっぱり本が大好きなんだな、私。

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