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生きていれば、うっかり落ち込むことだってあるってもんさ

メンタルがやられる事案が立て続けに発生し、うっかりすると暗闇に落ちそうになっていたため、しっかりせねば!と、心を新たにするつもりで『ああ正負の法則』を読んでいた。

本を読みながら、悪いことは永遠に続くわけじゃないんだよな、と思った。

悪いことが起きても、それがずっと続くわけじゃない。
反対に良いことが起きても、それがずっと続くわけじゃない。

良いこともがあれば、悪いこともある。
陽もあれば陰もある。
それが人生。

どっちかだけに偏っているなんてことはなくて、どんなに良いことばかりに見えるあの人にも、悪いことはしっかり訪れているんだという話も本には書かれていて、振り子の法則みたいな話を思い出した。

振り子は、同じ振れ幅で動くもの。
良いことが大きくあれば、それと同じぐらい大きな力で悪いことも起こる。

振れ幅が小さければ、良いことも悪いことも少しずつ。
振れ幅が大きければ、良いことも悪いことも大きくなる。
そんな話を思い出し、今は振れ幅のどの辺だろうか?なんてことを考えていた。

以前だったら、悪いことがあればドカーンと落ち込んでいたんだけど、本を読んで、落ち込んでも現状は変わらないこと、悪いことばかり続かないことを知り、最近はドカーンと落ち込むことは減った。
ギリギリのところで落ち込まずに笑って過ごせるようになってきたと思う。
たまに能面みたいになることはあるけれど、どんな時も笑っていたいなと心では思っている。

悪いことが起こると、そこに全集中しちゃうんだけど、そうすると楽しいことがあっても気づけない人になってしまって、それはとてももったいないよなぁと思う。
できれば、楽しいこと、嬉しいことには、いつだって気づける人でありたい。

落ち込みそうになった時、よく頭の中で『キャンディ キャンディ』の歌が流れる。
といっても、覚えている歌詞は
「わらって わらって わらって キャンディ」
の部分だけなんだけど。

全体の歌詞はどんな感じだったんだろう?と思い、さっき検索したら
「そばかすなんて きにしないわ
ハナペチャ だって だって だっておきにいり」
とあった。

え???
キャンディ本気??
そばかすもハナペチャも、私はコンプレックスですけど???

息子に
「ママ、顔にブツブツがいっぱいあるよ?」
と言われる、あのそばかすだよ?
「ママ、鼻の穴が大きいね(笑)」
と言われる、あのハナペチャだよ??(鼻の穴とハナペチャは関係ない)

これをお気に入りと言える、キャンディはすごい。
根性が違う。

あれ?途中から何の話??

そんな最近の読書は『ときどき私は嘘をつく』

以前読んだ『彼は彼女の顔が見えない』が面白くて、すっかりファンになってしまったアリス・フィーニーさんの作品。

ある日、植物状態になってしまった自分に気づいたアンバー。
体を動かすことは出来ないし、口もきけない、目も開かないけれど、耳はしっかりと聞こえている。
そんな状態で、どうして自分が植物状態になってしまったのかを、過去を交えながら展開していくお話なんだけど、これがとても面白い。

まだ読んでる途中なんだけど、出てくる人が全員が怪しいために、一瞬の気も抜けない状態におちいってる。
主人公が植物状態になってしまった原因も知りたいけれど、合間合間ではさまれる主人公の過去を読むと不穏さが増すもんだから、とにかく目が離せない読書というものを体験中。楽しい。いや、事件としてはまったく楽しくないけども。

メンタルがやられすぎると本を読むこともできないけれど、今はまだ本が読める。
楽しいと思える読書が出来ている。
これだけで私は幸せだなと気づく。
ありがたい。
読書最高!

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