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出版社で書籍・雑誌の編集者を経て、フリーライターおよび文字起こし会社の代表を務めていま…

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出版社で書籍・雑誌の編集者を経て、フリーライターおよび文字起こし会社の代表を務めています。

最近の記事

大容量の音声・動画データを送付する方法

メール添付で送ればいいのでは? 業者に文字起こしを発注したら、録音した音声、または動画のデータを送る必要があります。 「そんなの、メールに添付して送ればいいんじゃね?」という方もおられるでしょう。 でも、この方法はやめておいたほうがいいです。っていうか、そもそも送れない可能性もあります。 文字起こしの対象となる音声や動画のデータは、録音・録画時間が数十分、数時間といったものが当たり前。つまり、どうしてもデータの容量が大きくなりがちなんですね。 録音機器や設定条件等にもよりま

    • 素起こし、ケバ取り、整文とは

      会議やインタビューを録音した音声データ(動画データ)を、テキストにする作業を文字起こしといいます。 音声認識技術による自動文字起こしソフトもありますが、この記事では、人間の耳で音声を聞いて、それを手動でテキスト化する文字起こしについて解説します。 手動文字起こしにおける3つの起こし方さて、人力による文字起こしですが、音声から文字にする際の起こし方には、それぞれの特徴によって3つの起こし方があります。 その3つとは、「素起こし」「ケバ取り」「整文」です。文字起こしの業者などで

      • 導入事例記事を上手に書くための5つのポイント

        ビジネスにおける導入事例とは、自社製品やサービスのユーザーを取材し、導入(購入)の理由、製品・サービスの評価や感想、課題の克服、業績向上などを聞いて記事にまとめたものです。 プロのライターではない方でも、導入事例記事をスムーズに作成できるよう、書き方のポイントを以下にまとめてみましたので、ご参考になれば幸いです。 1.読者を明確にする まず、製品・サービスのユーザーへの取材前に、この導入事例記事は誰に読んでほしいのか、読者を明確しておく必要があります。読者のニーズ、知識

        • 急ぎの文字起こしがあるときの解決法

          納期に余裕がない! 録音した音声をテキスト化する文字起こし。さまざまな事情により、納期に余裕がない至急案件となり、すっごく急いでいる!ということもあるでしょう。 特急料金でもいいから受けてくれる業者はないか、あわてて探し始めたりしますが、こういうときにかぎって外注先が見つからなかったりするものですよね。 文字起こしの量が多くなればなるほど、そして納期が短くなればなるほど、受けてくれる業者は当然ながら減っていきます。どんなにお金を払っても、物理的に無理なものは業者も受けら

        大容量の音声・動画データを送付する方法

          文字起こしは大変!面倒!という方へ

          文字起こしは「時間が掛かる」 インタビューや対談などの録音音声を文字起こしして、書籍、記事、Webコンテンツなどを作成したい、あるいは仕事でしなければならない、という方もおられるでしょう。 でも、文字起こしって、自分で行うとけっこう大変ですよね。まず、時間が掛かる! 文字起こしに慣れていないと、1時間の音声を起こすのに6~8時間ぐらいは掛かります。 初めて文字起こしをした人が、「いやー、ずいぶん起こしたなあ」と思って凝った肩を揉みながら時間を確認したら、まだ録音時間5分

          文字起こしは大変!面倒!という方へ

          文字起こしの録音で使うボイスレコーダーの選び方

          録音が文字起こしの品質を左右する インタビューや会議を録音して文字起こしする際、起こした原稿の品質を左右するのが録音です。 録音状態が悪くて聞き取りづらいと、どうしてもテキスト化の精度が損なわれます。場合によっては、「聞き取りづらい」ではなく、まったく聞き取れない箇所も出てきたりします。 また、作業中によく聞き取れないと何度も繰り返し聞くので、ストレスが溜まりますし、作業時間も余計にかかってしまいます。 ボイスレコーダー選びが大事 そんなわけで、文字起こしの録音で大

          文字起こしの録音で使うボイスレコーダーの選び方

          動画データからの文字起こし

          近年の動画の文字起こし事情 文字起こしの音源というと、ICレコーダーやスマホで録音した音声データが多いです。しかし近年は、動画データの音声から文字に起こすケースもふえています。 ここでいう動画データですが、かつてはビデオカメラで撮影したものが多かったです。今もそれはありますけれど、ここ数年、WEB会議などオンライン上で録画した動画データが急増しています。 新型コロナで急増したWEB会議 その増加の理由は、やはり新型コロナの流行があげられるでしょう。 ZoomやGoog

          動画データからの文字起こし

          スマートフォンの録音機能

          スマホ録音が主流になりつつある 文字起こしの対象となる会議やインタビューの音声は、ICレコーダーで録音されるのが一般的でした。でも近年は、スマートフォンで録音される方もふえていますね。 スマホの録音は音質が悪い? このスマホの録音なんですが、どうも音質が良くないことがあります。音質が悪いと文字起こしの精度が下がるので困るんですけどね。 もちろん、スマホの機種やアプリ、録音時の設定などで音質は変わってくるとは思います。でも、そもそもスマホって、録音機能にはあまり力を入れて

          スマートフォンの録音機能

          文字起こしの単価はいくらが相場なの?

          文字起こし料金は録音時間×基本料金で計算する 文字起こしを業者に頼んだときの費用ですが、録音時間に基本料金を掛けて計算します。つまり、録音時間に比例して料金が上がっていくわけですね。 このほか、起こした文字数に基本料金を掛けて計算する業者もいますが、あまり多くはないですかね。 文字起こしの単価はいくら? さて、文字起こしの基本料金ですが、これは1分あたりの単価で示されることが多いです。では、録音1分を起こしたら、いくらかかるのでしょうか。 現在、業界の相場では、専門業者

          文字起こしの単価はいくらが相場なの?

          インタビュアーの聞く技術

          インタビューの成否を決める聞く技術 文字起こしの音源には、会議や講演など様々な内容のものがあります。その中でもとくに多いのが、インタビューの文字起こしです。 そのインタビューの成否を決めるといっても過言ではないのが、インタビュアーの聞く技術ではないでしょうか。 実際、インタビューの文字起こしをしていると、インタビュアーの力量には個人差が大きいことがよくわかります。 素人インタビュアーの「あるある」を紹介文字起こしの対象となる音声の場合、プロの編集者やライターなどがインタビ

          インタビュアーの聞く技術

          文字起こしの音源に大きな変化が

          動画からの文字起こしが増えたワケ文字起こしの音源は録音音声だったが 文字起こしというと、以前はICレコーダー等で録音した音声から文字化するのが一般的でした。 しかし、近年は録画(撮影)した動画中の音声から文字化することもふえてきました。この傾向が強くなってきた背景の一つには、新型コロナ拡大の影響があります。 新型コロナがきっかけになった 新型コロナの対策として3密を避けるために、ZoomなどのWeb会議システムが普及したことで、リモートでの会議、座談会、対談、インタビュ

          文字起こしの音源に大きな変化が

          意外と多い学術関係の文字起こし

          大学からの文字起こし依頼は結構多い文字起こしの発注は、いろいろな分野や業界から来ます。その中でも意外と多いのが、大学からの依頼です。 たとえば、インタビューの文字起こしというと、マスコミ関係が利用するイメージがあるかもしれません。でも、インタビューを文字起こしした文書を、研究や調査に利用されることも結構あります。 音声内容を文系と理系で分けると、やっぱり文系に入る案件のほうが多いですかね。理系のほうは、大半が医療関係になります。 なかには専門性の高い内容も大学や大学院の

          意外と多い学術関係の文字起こし

          新型コロナウイルスが落ち着いてきたせいか、文字起こしの問い合わせがふえている。ただ、その多くが1対1のインタビューなど少人数での録音音声だ。講演や会議など、多人数が参加するリアルの催しは、まだ少ない。

          新型コロナウイルスが落ち着いてきたせいか、文字起こしの問い合わせがふえている。ただ、その多くが1対1のインタビューなど少人数での録音音声だ。講演や会議など、多人数が参加するリアルの催しは、まだ少ない。

          コロナ禍の文字起こし事情

          コロナ禍でリアルの録音は激減した文字起こしの仕事に長年携わっていますが、ここ1~2年は新型コロナウイルスの流行にずいぶん翻弄されてきました。 まず、コロナ禍が始まった当初の頃は、とにかく日本中が自粛で、文字起こしのネタになる催しの録音が激減しました。 この仕事を始めてから、こんなに落ち込んだ経験は初めてですね。東日本大震災のときも結構ひどかったですが、ここまでではなかったと思います。 リモートの普及でひと息つけたそれでもしばらくすると、Zoomなどのリモートが普及してき

          コロナ禍の文字起こし事情

          電子書籍をつくる最短コース

          いつのまにか電子書籍に慣れてしまった電子書籍が普及し始めたころ、なんか読みづらいし、内容が頭に入ってこないし、違和感を感じたものです。なので、本を読むならやっぱり紙の書籍だなと、ずっと思っていました。 ところが、時を経るうちに、だんだん電子書籍に慣れてきて、今では紙の本を読む割合のほうが減っています。やっぱり生き物って、環境に順応しながら生きるようにできているんでしょうね。 電子書籍を作成したいという方も増加中さて、その電子書籍ですが、読むばかりではなく、自ら作成したいと

          電子書籍をつくる最短コース

          会議の文字起こし見積もりを頼むには

          会議の音声は文字起こしの定番文字起こしやテープ起こしの対象となる録音音声のうち、今も昔も定番といえるのが会議の音声になります。会議を文字に起こして議事録や会議録を作成するというものですね。 こうした会議の文字起こしを外注する際、業者に見積もりを頼むことになりますが、その際に注意点があります。 録音時間と対象時間の違いまず、文字起こしの対象となる時間です。これは録音時間とイコールの場合もありますが、そうでないこともよくあります。 たとえば、会議の冒頭3分間は雑談をしていて

          会議の文字起こし見積もりを頼むには