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文字起こしの音源に大きな変化が

動画からの文字起こしが増えたワケ

文字起こしの音源は録音音声だったが

文字起こしというと、以前はICレコーダー等で録音した音声から文字化するのが一般的でした。
しかし、近年は録画(撮影)した動画中の音声から文字化することもふえてきました。この傾向が強くなってきた背景の一つには、新型コロナ拡大の影響があります。

新型コロナがきっかけになった

新型コロナの対策として3密を避けるために、ZoomなどのWeb会議システムが普及したことで、リモートでの会議、座談会、対談、インタビューが急増しました。
また、こうしたWeb会議システムの多くが、会議等を簡単に録画・録音することもできるため、文字起こしの音源としても利用されるようになったわけです。
新型コロナはいつまで続くかわかりませんが、たとえ終息したとしても、リモートでの会議等はある程度残っていくと思われます。少なくとも、コロナ前の状況に戻るということはないでしょう。
実際に人と人が対面したり、一堂に集まることのメリットは確かにあります。しかし、人が移動してわざわざ集まらなくても、コミュニケーションをとれる方法を知ってしまった今、私たちはこの便利なシステムをもう手放せないのではないでしょうか。

文字起こし業者も対応力が増している

一方、文字起こしの業者や作業者も、Web会議システムで録画された動画(の音声)からの文字起こしに慣れてきています。「慣らされた」といったほうが正しいかもしれませんが。
以前は、動画のデータを嫌がる文字起こし業者や作業者も少なくありませんでした。動画はデータのサイズが大きかったり、文字化しずらかったり、作業に時間がかかったりしたからです。
しかし、新型コロナにより動画の文字起こし案件がふえてきたため、次第にノウハウが蓄積されて、対応力が付いてきました。なかには完全に慣れてしまって、「むしろ、リモートの案件のほうがいい」という業者も出てきていますね。

参考サイト:「テープ起こし・文字起こし専門の佐藤編集事務所

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