マガジンのカバー画像

街角クラブ〜ミナスサウンド

15
ミルトン・ナシメントを中心としたブラジルのミナス地方出身のミュージシャンの足跡をアルバム「Clube da esquina」を軸に紹介。後半は80年代までとは異なる2000年以降… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

街角クラブ〜ミナスサウンド ⑭ Antonio Loureiro&Rafael Martini x長谷川白紙@WWWX

今年はライブに行くのを控えようと思っていたのだけれど、ツイッターでハファエル・マルチニと…

marr
1年前
22

街角クラブ〜ミナスサウンド⑬/2020〜2022年初頭までの注目作その1

これまで紹介した21世紀のミナスのコレクティブによる活動は、一時ほど活発ではないがここ数年…

marr
2年前
65

街角クラブ〜ミナスサウンド⑫/Milton Nascimento e Orquestra Ouro Preto - Clube da…

・セットリスト(曲名をクリックするとリンクに飛びます) Estrelas (Lô Borges / Márcio Bor…

marr
2年前
10

街角クラブ〜ミナスサウンド⑪/アルトゥール・ヴェロカイの2021年

今年(2021年)リリースされたHiatus KayoteとBadbadnotgoodの二枚のアルバムで、アルトゥール・…

marr
2年前
10

街角クラブ〜ミナスサウンド①/街角クラブ前夜~ミルトン・ナシメントデビュー

ミナスジェライスの音楽 リオデジャネイロから北に位置する、ブラジルの山間部にあるミナス…

marr
5年前
35

街角クラブ〜ミナスサウンド②/クルービ・ダ・エスキーナ

街角クラブのはじまり ミルトン・ナシメントは無名のロー・ボルジェスと連名で、かつブラジ…

marr
5年前
13

街角クラブ〜ミナスサウンド③ 独裁政権下による検閲 70年代半ばのミルトンについて

軍事独裁政権による歌詞の検閲、表現の規制 1964年に勃発した軍事クーデターの影響で、ブラジルは軍事政権が成立。緊縮政策などの影響もあり国内の多くの企業が倒産し、国民の財政にも大きく影響を与える。世の中の流れから牧歌的なボサノーヴァが衰退し、トロピカリアらMPBが台頭。その後、軍事政権が終わる1985年までは大統領を選出するにも民主的な投票は行われず、80年あたりを境にミルトン・ナシメントは国内の政治に希望を見出せなくなる。 1960年代後半になると軍事独裁政権は芸術家

街角クラブ〜ミナスサウンド④/カイミ姉弟と街角クラブが関わったアルバム

街角クラブとカイミ姉弟 ドリヴァル・カイミの3人の子供達、特にナナ・カイミはアルバム毎に…

marr
5年前
15

街角クラブ〜ミナスサウンド⑤/クルービ・ダ・エスキーナ2 街角クラブ再び

クルービ・ダ・エスキーナ再び ・Clube da esquina2(1978)ロー・ボルジェスは1972年にミル…

marr
5年前
17

街角クラブ〜ミナスサウンド⑥/マリア・ヒタの苦悩

時代は巡る~マリア・ヒタの苦悩 マリア・ヒタ・マリアーノは歌手としての自分の立場に悩ん…

marr
5年前
10

街角クラブ〜ミナスサウンド⑦/グルーポ・コルポ

・グルーポ・コルポについて ミナス発の世界的な活躍をみせるコンテポラリーダンスグループ…

marr
5年前
10

街角クラブ〜ミナスサウンド⑧/21世紀の街角クラブ その1

現代のミナス 21世紀の街角クラブ 2010年にリリースされたアントニオ・ロウレイロのアルバ…

marr
5年前
13

街角クラブ〜ミナスサウンド⑨/21世紀の街角クラブ その2

ミナス・ジェライス連邦大学出身のミュージシャンたち ミストゥラーダ・オルケストラに限ら…

marr
5年前
9

街角クラブ〜ミナスサウンド⑩/21世紀の街角クラブ その3

アントニオ・ロウレイロのバンドに参加しているベーシストのフレデリコ・エリオドロと、ドラマーのフェリッピ・コンチネンチーノはそれぞれリーダー作をリリースしており、二人ともジャズベースな活動を主にしているものの、近作はマーク・ジュリアナに触発された様なビートミュージックや、クラブミュージック的アプローチのアルバムをリリースしている。ジャズミュージシャンという出自に囚われない、他ジャンルの音楽性も取り入れていて、昨今のアメリカのジャズシーンとリンクするような表現が行なわれている。