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職場にいるかも?産業保健師について

こんにちは。

私の仕事は「産業保健師」と言うものです。

あまり馴染みのない方も多いと思います。でも、もしかしたら働いている方はどこかで関わっているかもしれません。今日は、産業保健師について少しでも知って頂けたらとても嬉しいので、仕事について語らせて頂きたいと思います。

そもそも、保健師とは?

保健師とは、「保健師助産師看護師法」で決められている国家資格です。看護師・助産師と同じ法律に定められている資格で、看護師免許を所有していないと保健師免許は取得できません。

疾病の予防や健康増進など公衆衛生活動を行う地域看護の専門家、と言われています。

たまに、なんの仕事なの?と聞かれるのですが、「看護師資格を持っていて、その上で保健指導ができると認められた資格を取ったものです。」と伝えるようにしています。


産業保健師とは?

産業保健師は、一般企業で働いている保健師のことを言います。

保健師として働いている人は全国に約5万人いますが、そのうち約3,000人が企業で働いていると言われています。全保健師のうち、6.3%です。(H30年末 厚労省より)

産業保健師の人数は少ないですが、働く世代にとって身近な存在になれると良いな、と願っています。


産業保健師のしごとは?

・職場での救急対応
・健康健診について(受診案内、受診勧奨、健康診断後の事後フォロー、統計)
・ストレスチェック
・健康相談(身体の不調、メンタル不調)
・復職時のフォロー
・長時間残業者のフォロー
・安全衛生委員会
・健康に関する資料作り

簡単に言うとこのような感じです。

企業の健康管理を担っていて、人事部と協力して業務を行っている事が多いです。また、職場の作業環境も産業医と協力のもと、改善できるように励んでいます。

労働者個人の健康管理と、組織の健康管理をしているイメージです。

保健師がいる場所は、健康管理室や人事部、医務室などです。もし、体のこと、メンタルのこと、パワハラのことなどで悩んでいる方がいたら、相談窓口としての役割もあるので、ぜひお声をかけてみてください(^^)

病気のことや、メンタル不調のことなど、保健師によって得意分野は違いますが、もしかしたらお力になれるかもしれません。

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