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鹿児島市の、鹿児島の若者たちによる、鹿児島の養蜂業のためのはちみつ革命🍯

もぐふる企画運営・広報担当の砂崎です!もぐふるに掲載している地域の、キラリと輝く方々にお話を伺います。

今回は、鹿児島市の返礼品を生産している、honeyboy&co.の大石さん。オシャレな見た目のはちみつ酒ギフト商品「meadol(ミードル)」を生産しており、大石さんは、製造・販売を担当されています。

はちみつ酒(以下、「ミード」)を通して鹿児島の養蜂業を盛り上げたい。若者たちの、熱い、熱い想いをお聞きすることができました🔥

ギフトミード商品「meadol」

人類最古のお酒"ミード"
ミードは、はちみつに水と酵母菌を加え、発酵させて作ったお酒です。なんと、14000年以上前に人類が出会った最古のお酒と言われています。西洋の神話などに登場してくる伝統的で神秘的なお酒です。


平均年齢26歳の若手メンバーから成る会社!?

ヘッドブルワー・J.S.Aワインエキスパート 大石さん

――――大石さん、代表の一戸さん含めメンバーのみなさんすごくお若いですよね?現在に至るまでの経緯を教えてください。

「そうなんです、メンバー全員が20代です。会社は代表の一戸が23歳のときに設立しました。私自身は一戸と大学時代の同級生で、卒業後は東京で就職したんです。東京にいる時に、既に会社を設立していた一戸から『ルームシェアしない?』と誘いがあって、一緒に住んで事業の話を色々と聞いているうちに一緒にやりたい気持ちが強くなり、メンバーとして加わりました。」

――――東京で一度就職されているんですね。以前のお仕事は?

「スーパーのマーケティングの仕事をしていました。今はお酒の製造がメインなので、今の仕事には直結していないですね(笑)私は静岡出身、大学が鹿児島、就職で東京に出ているので、鹿児島に戻ってきて事業をしているというのは自分でも予想していなかったです…!」

創業から変わらない想い 「鹿児島の養蜂業界を盛り上げたい」

出典:PRTIMES

事業を始めたきっかけ

――――鹿児島ではちみつの事業を始めたきっかけは何ですか?

「創業時から『鹿児島の養蜂業界を盛り上げたい』という想いがあります。代表の一戸が、大学在学中に養蜂家さんのお手伝いをした際に、担い手不足や収益の低下に悩む養蜂業界の苦境を知り、何かできないかと考えたことが、養蜂業との出会いでした。」

――――養蜂業界も担い手不足なんですね。知りませんでした。

「養蜂業界が衰退すると、鹿児島の農作物の収穫量減少にも繋がってしまいます。ミツバチは、植物の受粉の媒介をして作物の生産を助けるという、農業においても非常に重要な役割を担うため、農作物生産量への影響も大きいんです。」

――――養蜂業界を盛り上げるために、ミードづくりという方法を選ばれたのはなぜですか?

「はちみつに付加価値を付けた商品を作ることで、『はちみつって儲かる!』と思ってくださる養蜂家さんを増やせないかと考えたためです。高付加価値商品として販売するため、ギフト商品を作ることにしました。様々な商品を考えましたが、結果的にミードに辿り着きました。」

国産生はちみつをたっぷり使ったミード作り

カフェの奥にあるミード醸造工場にもお邪魔しました!
120Lのタンクにはちみつ・水・酵母を入れて攪拌し、酵母が活動した後に2~3週間熟成させます。濾過して清澄し、瓶詰め後に低温殺菌します。

熟成(左)した後に、濾過します(右)

――――原料の国産はちみつはどのように仕入れているのですか?

「鹿児島の養蜂家さんから仕入れさせていただいていますが、移動養蜂をされているので全国各地の美味しい蜂蜜を届けてくださっています!一年間に仕入れたい量を事前にお伝えして確保してもらい、数回に分けて仕入れています。缶に残ってしまうはちみつを味見するのですが、本当に美味しいです。最っっ高に美味しいはちみつを使っているので、自信をもってみなさまにお届けしています!

――――ミード作りはどこで勉強されたのでしょうか?

「福島の日本酒酒蔵さんと東京の日本酒酒蔵さんで、お酒造りを学びました。一戸も私も、酒蔵で働いた経験もなく、お酒造りの専門知識もありませんでした。勉強しながら委託醸造という形でミードの販売を行ったり、技術支援していただき無事酒販免許を取ることができました!」

――――おすすめの飲み方はありますか?

「白ワインのように、冷蔵庫で冷やしてストレート飲んでください!開封してからすぐに飲み切るのではなく、数週間置いてまた飲んでみるのもいいかもしれません。フレッシュな味わいと、熟成した味わいを両方楽しめます。一般的にミードは酸化に強いと言われていますので、抜栓後も美味しくいただけると思います。」

――――最近では「meadol」が国際コンペで次々受賞していますよね。

「はい。ミード2大国際コンペティションであるポーランドの国際コンペとアメリカの国際コンペで、meadolシリーズが金賞と銀賞を頂きました!お客様からの反応はもちろん、こういった国際コンペで受賞できたのは本当に嬉しいです。」

年代性別問わず人気な商品に

――――お客さんの反応はいかがですか?

「もともとターゲットとして女性のお客様をイメージしていたんですが、男性のお客様にも多くご購入いただいていて、非常に嬉しいです。お中元・お歳暮用にご購入される方も多いですね。」

――――見た目がおしゃれなので、ご褒美や贈答用にぴったりですね。一見、香水か化粧品かと思ってしまうような、上品さが素敵です。

「お客様も、『これお酒なんだ!』というリアクションが多いです。桐箱もついているので、ぜひ特別なシーンで利用していただきたいです。」

自社で養蜂も開始!今後は商品の幅を広げていきたいです

――――今後の展望があれば教えてください。

「ミードには、麦芽を使ったものやフルーツを使ったものなど、種類が色々あるので、色々なスタイルのミード作りに挑戦したいです。ヴィンテージのミードもいいですね。」

――――自社で養蜂も始めたとお聞きしました。

「そうなんです。ゆくゆくは自分たちで採ったはちみつでも商品を作りたいと思っています。もちろん引き続き養蜂家さんから仕入れたはちみつを使って商品を作っていきますが、手に取りやすい価格のものを作るためには原価を抑える必要があり、安価なはちみつを使用すると味が落ちてしまいます。美味しいはちみつで日常的に買えるものを作りたいと思って、養蜂を始めました。来年はたくさん蜜がとれると思います…!」

(左)「HONEY CRAFT CAFE」にてお話を伺いました。壁・床は大石さんが塗ったそうです!
(右)カフェでは、はちみつかけ放題です!(写真は「蜂蜜黒糖きなこラテ」)

鹿児島市「honeyboy&co.」の返礼品一覧

同年代の方々が、こんなにも情熱をもって地域のために取り組んでいらっしゃって、非常にカッコよかったです。
鹿児島市に寄附する際には、ぜひmeadolを選んでみてください!