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茂木秀之
2022年11月19日 17:21
本書制作時の私の職場であるパーティパーティ(NPO法人日常生活支援ネットワーク)の椎名保友さんに、プレゼンを聞いていただいてからお話を伺いました。椎名さんは、大阪の障害福祉の中枢を成す団体のひとつであるパーティパーティで長年活躍しながら、各地の行政や市民団体から依頼を受けて、福祉を中心に防災やまちづくりやアートなど様々な話題で講演をされています。僕にとっては職場の大先輩であり、演劇の経験が活動のベ
2022年11月19日 06:14
摘便という言葉を知ったのは、重度の脳性麻痺であるAさんの介助に入るようになってからだ。摘便とは、自力での排泄が困難な人へ行う介助であり、介助者が肛門に直接手を入れて便を掻き出す行為を指す。要するにうんこをほじくり出すのだ。初めて介助に入った日にこれを行うと聞いたときは心の底から「ホンマかいな」と思ったが、先輩が行う摘便の手際のよさと、この行為からみなぎる迫力に、なにか感心してしまい、それほ