アメリカ留学~半分が終わってみて~
※日本に戻りたい旨のことを書いているので、留学のやる気を得たい人は見ないほうがいいかもしれません…
こんにちは。もがです。
今回は8カ月ある留学期間のうち、半分の4カ月が終わってみて思っていることを書きたいと思います。。
〇自分が大切にしていること
私は、この留学に参加する前に、2回ほどアメリカに滞在したことがあります。
どちらも高校生の時で、2・3週間の短い滞在でした。
そこでは、短いながらもホームステイやアメリカの高校見学など、かなりアメリカらしい部分が見えました。
この経験をきっかけに、「もっと長くアメリカにいてみたい」という思いが強くなり、アメリカの長期滞在に挑戦することを志しました。
しかし、大学生になった今、高校生の時と比べて自分の置かれている状況や心情が変化し、そのことが今回の留学に大きく影響を与えました。
1.食べ物より部屋の環境の方が私にとっては大切
今回の留学で、私と一緒に留学している人は、アメリカの食べ物が合わず、日本食を頻繁に食べたりしています。
また、日本食が恋しすぎて、日本に早く帰りたいと言っていました。
留学生活では、「食べ物が合うかどうか」はとても大切ですし、また日本に帰りたいと思う典型的な要素の1つだと思います。
私は、その方とは異なって、栄養バランスが偏っているなと感じていながらも、お米があまり好きではないということと、日本でも似たような食生活をしていた(ハンバーガーやピザをよく食べる)ことから、食生活に関しては日本食が恋しいと思いながらも、あまり自分の中で引っかかることではありませんでした。
一方で、私はアメリカでの生活環境が合わず、日本に帰りたいと思っていしまうことが多くなりました。
私は、4人で1部屋を共有する、一般的なアメリカの大学の寮に滞在しています。
1人になる時間が少なく、共同生活の中で感じる小さなストレスが日々積み重なって1人部屋が欲しいと感じるようになりました。
私の性格上、1人で静かにしている時間はとても大切で、ルームメイトが大音量の音楽が流していたりすると、あまり落ち着くことが出来ません。
しかも、私は相手に何かを言ったりすることが苦手で、考えすぎてしまう性格であるため、「ルームメイトにとって音楽を流すことはその人にとっても楽しみであって、それを自分が奪うことはできない」と考え、何も言えずにいます。
もちろん、相手に音楽の音量を小さくするようお願いしても、何の問題もないですが、私がただ言い出せずにいるだけです。
これは、私が改善しないといけない性格だと改めて感じました。
2.自由が欲しい!
短い留学期間なので、車を持つことはなく、移動手段が限られてしまうことは車社会で生活するにはとても大変であることを痛感しました。
目的地まで車で15分のところを、バスで40分かかったり、Uberというタクシーのお手頃バージョンを使ったりして移動することは、時間と費用が掛かってなかなか気軽に外へ出かけることが出来ません。
また、夜は安全ではないため夕方以降の外出は控える必要があります。
そして、女性1人では昼夜問わず出かけるのはあまり良くないため、友達を誘って出かけなければならないことは、1人好きの私にとって少し大変なことでした。
これらを経験して、留学前は当たり前であった1人でふらっと出かけたり、夜にコンビニにいったりすることが出来るのは、日本が安全な国であり、それは大変ありがたいことなのだと身をもって感じました。
1人で、出かけたい時に出かけたい場所へいつでも行ける生活に戻りたいです…
3.日本が染みついてhigh-context cultureから抜け出せない
昔から、人の顔色や態度をうかがって行動することがありましたが、アメリカに来てこれほど自分が日本人だとは思いませんでした。
日本はhigh-context culture(ハイコンテクスト文化)があり、「空気を読む」「言わなくても察する」ということが代表される文化です。
一方で、アメリカは、low-context culture(ローコンテクスト文化)といって、はっきり言ったり示したりしないと自分の意志が相手に伝わらないという文化です。
そのため、恋人同士の愛情表現が激しかったり、何か言いたいことがあるときは、はっきりと言葉で伝えます。
私はかなりのhigh-context culture(ハイコンテクスト文化)の持ち主で、嫌なことがあってもなかなか伝えられず、察してほしいと感じてしまうことが多々あります。
しかし、アメリカではこれは通用せず、しっかりと言葉にして伝えなければなりません。
4か月も生活しているのに、私はまだ、このことが出来ません…
この性格から、アメリカで長期間生活したり、仕事をしたりすることは向いていないなと気づきました。
またこれに関連して、アメリカ人は自分中心で物事を考えている人が多いため、相手を思いやることがあまりないと感じました。
自分中心で物事を考えることは、自己中ということではなく、自分を大切にし、目標に向かって突き進む強い意思があるということです。
厳しい社会で生きていくためには、この力はとても大切だと思います。
私は、周りを気にしすぎる性格なので、正直このような性質はうらやましいです。
しかし、それは裏を返せば、思いやりに欠けるということです。
「自分がこうしたかったから、やっただけなのに何が悪いのか」という考えをアメリカでよく見聞きしますが、私は、それは友達や周りの人に対しての配慮がないと捉えました。
私はこの場面を経験したことがあり、「なんで相手の気持ちを考えてお互いにとって良い結果になるように動かないのか」と思いましたが、アメリカでは、それが普通であり、その慣習に従わなければ、自分が損をしてしまうため、自分を大切にして物事を考えるようになりました。
相手を思いやることが美徳と考えている私は、日本のおもてなし精神や思いやり精神が素晴らしいことであるのを実感し、それらが他の国では決して当たり前ではないことを感じました。
アメリカ生活の中で気づいた私が無意識に大切にしていたものは、
・1人の環境
・安全性、自由
・相手を思いやる精神
ということに気付くことができました。
追記
コロナ禍で、誰にでも声を変える外向的な性格から家にいるのが好きな内向的な性格になった私は、思ったより内向的になっていて、相当1人時間が好きな人間になってました…
(高校生の頃に留学に行っていれば、外向的な性格がキープされていたのかな…)
〇アメリカのここか良いぞ!
1.気候
私が滞在しているところは、湿気が少なくとても過ごしやすいです。あまり雨も降らないので、4カ月滞在して1度も傘を使ったことがありません。
また、建物全体を温めるタイプの暖房であるため、冬でもあまり寒くはありません。
南国出身の私からしたら、とても過ごしやすく気に入っています。
2. 雑さ
アメリカはとにかく雑なことが多いです。たまにそれでイラっとすることもありますが、逆に雑で良かったと思うこともあります。
雑がゆえに人が親切です。「これくらいなら大丈夫」といってくれることが多く、あまりピリピリしている人はいません。
この緩さは留学生の私にとって、とても助かっています。
〇まとめ
今日から新しい学期が始まりました。大学の授業はとても面白く、学ぶのがとても楽しいです。
4か月滞在して、自分が以外に意識している事や大切にしている事が見えてきて、自己分析に役立っています。
自分を日本ではない国に置いて客観的に、自分について知ることが出来るのは、留学の醍醐味なのではないでしょうか。
英語学習だけではない留学に魅力を感じています。
現時点での結論は「日本の環境や文化が自分にはあっている」ということです。
まだ知らない新しい自分を見つけることが出来る留学はやっぱりいいものですな!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
コメント・いいねお待ちしております。
また次回もよろしくお願いします!
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