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knot
2024年5月4日 09:14
晩春とも言うべきか。春の終わり。春の末。東京は雨が降っていた。シトシトと身体に沁みる。昨日より気温も下がり、冷たい雨が外に停めている自転車を濡らしている。藤原灯は時計を見て、そろそろと出かける支度を始めた。5/1は映画館のFirst dayだ。この日に観ようと思っていた流行りの映画を観に行くのだ。雨が降っていて迷ったが、念の為にチケットはインターネットから購入しておいたので、是が非でも行かない
2024年4月13日 22:28
「てのひらに春」春のパン祭り開催中。今年はデイリーイシザキのお店でお弁当やおにぎりを買っているので、どんどん点数が貯まっていく。このペースでいくと白いお皿が2枚もらえる可能性が高い。少し深さのある皿らしいので、2枚もらえるとサラダを入れたりスープに使ったりできるな…。そんなことを考えている藤原灯の2024年春だ。以前、白いお皿の話を恋人にした時、呆れられて「普通に白い皿を買ったらいいんじゃ
2024年4月6日 08:51
「花曇り」は桜が咲く頃に空が曇っている天気のこと。3月下旬から4月上旬に使われるのが一般的だ。春は移動性高気圧の晴天と低気圧の悪天候との間隔が短いので雲が多い。また日本南岸に前線が停滞することがあり,これも花曇りの原因となっているらしい。今日のランチは職場近くの公園まで歩いていった。桜が曇り空の下で咲いている。なんだか寂しそうな空だけど、公園には多くの人がお花見をしたり、子どもがお父さんと
2024年3月28日 07:44
今朝は自宅の前に咲いている沈丁花の薫りが春の訪れを知らせてくれていた。自転車を漕ぐ足も軽快だ。沈丁花の花言葉は「永遠」「不死」「不滅」「栄光」だそうだ。常緑樹で、みずみずしさを感じさせる葉をつけることに由来している。別名を「千里香」と言い、三大香木のひとつ。甘い香りが芳しい。春は、新しい大風を運んできたので、油断すると大人でも吹き飛ばされそうな突風で、ビルとビルの谷間を進んでいるせいか、笑
2024年3月20日 14:20
目が痒い。きっと花粉症のせいだろう。ブラウンのマスカラを塗った目を擦ると、マスカラが手に触れて、パンダ目にならないようにそっと手を離して、鏡で自分の顔を見た。化粧が崩れていないか、確認してみたが、それほどでもなく、ホッとした。アレルギー用の点眼薬を挿した後、軽く化粧直しをした。春分の日。午前中は快晴だったのに、午後は荒天になるという。人生と同じだな、と思った。晴れの日もあれば、雨の日も風の