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そのへんのBBA。彼との記録。独身同士の恋愛。そして、わたしの記録。生きていた証として。

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そのへんのBBA。彼との記録。独身同士の恋愛。そして、わたしの記録。生きていた証として。

マガジン

  • それが愛というものだから

    いつか彼が見つけてくれますように。私の恋文。

  • あおむし

    まだまだこれから…。少しずつ積み上がって、作品になっていく。

  • Seitengrat/その夏と秋の間に

  • 宝箱

    私の写真を使っていただいたクリエイターさんの作品をここに保存します。素敵なので、皆様にもおすそ分け。

  • 春の嵐

    私の毎日をもとにして、小説っぽいものを認めました。前回書いた「川を越えていく」の続編です。

最近の記事

  • 固定された記事

27.透き通る関係(自己紹介)

彼と私。お互い、独身。 バツはついているけど。 二人は再婚もしないし、 約束もしないし、 同居もしない。 それでいいと思っている。 そうでないと、私たちの関係は続かない。 甘くもないし、苦くもない。 水のように透き通って、 身体の中に浸透していくような関係。 濁っていないし、色もついていないし。 透明な二人。 透明だからって、無ではない。 そこに存在している。 ガラスのコップに波々と注がれている時もあれば、あと一口しか残っていないこともある。 でも、またそこへ水

    • 186. 人生すべて、いい日になあれ。

      あなたと私の毎日が いつまでも末永く続きますように。 私はいつもあなたの隣で 夫婦円満の神様に深く深く祈ります。 双耳峰のようにいつまでも仲良く 健やかな晩年を送りたい。 これからの人生すべて、いい日になあれ。 災いが全て立ち去って 物事が収まるところへ収まって 悩みの種が全て解決しますように。 離れていくべきものが離れ 暗雲が消えて ふたりの空に青空が広がりますように。

      • 185. 深夜に目が覚めて

        月が雲に隠れる頃、宙に手を伸ばして、見えない何かを掴んだら、あなたの住む世界の端っこにあるふわふわの布がわたしをくるんでくれた。あなたの懐に入って眠っている時と同じように暖かくて、また眼を閉じた。 わたしの意識が夢の中で踊る頃、あなたは描いた図面を見せてくれて、今ある現在地を教えてくれた。私は予定通りに進んでいることを確認して、安心してあなたと同じこの夜空の下でまた眼を閉じる。 あなたのふんわりとした指と掌が私の指先に触れて、そっと離れていく。 いかないで。離れないで。

        • 水に流しておしまいなさい。

          雨が季節を変えていく。 大風が吹いて 雨雲が大粒の雨を降らし 土や道路が濡れて 埃や塵を流していく。 水に流しておしまいなさい。 雨に流しておしまいなさい。 その後、雨雲が去って 夜空には一面、星が瞬いて 月が微笑んでくれるから。 さぁ、私たちの冬がくる。

        • 固定された記事

        27.透き通る関係(自己紹介)

        マガジン

        • それが愛というものだから
          186本
        • あおむし
          4本
        • Seitengrat/その夏と秋の間に
          7本
        • 宝箱
          4本
        • 春の嵐
          7本
        • 川を越えていく
          13本

        記事

          184. おんなじがいいの

          お豆腐サラダ。 魔法のサラダ。 登山の後にいつものお店で あなたと私 二人で取り分けて食べるから 同じお豆腐を体に吸収して あなたと私は同じ体になっていく。 ぜーんぶ、同じがいいの! あなたと私、同じがいいの! おなじになりたいの! えへへ。

          184. おんなじがいいの

          183. それはまるでJazzのように豊かで美しい。

          私の人生はとても豊かで美しい。即興で織り成すJazzが身体の中に流れているように感じるの。 それは、私のありきたりの単調な人生の旋律に、あなたの独創的なFill inがスパイスとなって彩りをつけてくれるから。 毎日わくわくドキドキしながら生きている。時には泣いたり笑ったり。いい事ばかりでなくても、不安で眠れない夜があっても、山登りをして転んでも、あなたのJazzと私のJazzが重なりあって、弾けて、私はSwingしながら日々を送る。 Life is beautiful.

          183. それはまるでJazzのように豊かで美しい。

          182. 涙が枕を濡らす夜

          まっすぐに愛す。 迷うことなく 我が心のままに あなたを愛す。 愛に満たされたら ポロポロと涙が頬を伝って落ちた。 涙は幸せのかけら。

          182. 涙が枕を濡らす夜

          【別冊付録】1年前の私

          knotとnoteは、今も変わらず、彼と私を繋ぐロープ(笑)のような存在です。www ありがとう、knot。 いつまでも良質であり続けてね。

          【別冊付録】1年前の私

          181. Sweet thing.

          あなたと私、 これからも共に歳を重ねていく。 もっともっと、 ずっとずっと、 私の可愛い人でいてね。 大切にする。 よいこよいこ。 愛おしいあなたへ。 遅くなったけど、 HBD. この間、直接言えてよかった。

          181. Sweet thing.

          180. Your song.

          特別な言葉なんていらない。 凝った表現なんてしたくない。 イキがった文体も 捻った文章も不要。 ただ、ただ、言霊があると信じて あなたへと繋がっていると信じて 私はあなたへの愛をここに綴るのです。 これからまた一年、 あなたへの愛を素直な気持ちで ここに記します。 二人の記録をここに留めます。 さんきゅ、note。 since 2023.9.17 一周年の記念に。

          180. Your song.

          179. 月が綺麗ですね。

          これからもあなたと一緒に ずっとずっと月を見ていたいです。 月が結んでくれたご縁ですから。 もうすぐ十五夜。 あの日の月を思い出します。

          179. 月が綺麗ですね。

          178. 白露

          9/7~9/21頃。 露が降り、白く輝くように見える季節。 あなたを一心にお慕いし 逢えぬ間、露が頬をつたって落ちる。 その露を集めて空に放ったら 朝露となって目に眩しくキラキラと輝いた。 また今日も好きでいられて良かった。

          178. 白露

          177. Seitengrat/その夏と秋の間に⑦完

          17. さぁ、次はテント場へ 「ここから先は下るだけだから」彼はそう言った。と、いうことは、彼は登ってきてくれたんだ、と思って更に嬉しく思った。 昨日先に到着していた彼は、私の倍以上の重たいザックを背負って、かなり疲弊していたはずだ。 しかも、登山靴のインソールが合わなかったらしい。足をだいぶ痛めていたと思う。それなのに迎えにきてくれて、本当に優しい人だなぁと再び惚れたのは云うまでもない。 木道を歩いて下っていく。彼は下りが得意だから、どんどん離されていく。「待って~

          177. Seitengrat/その夏と秋の間に⑦完

          176. Seitengrat/その夏と秋の間に⑥

          14.振り返る ぐんぐん登る。ペースを落とさず、テンション落とさず、登る。あんなにゆっくりだったのに、なんだかんだで峠道の最終盤に近づいていった。まだまだワクワク感は変わらず、辛いながらも登山を楽しめている灯だった。 振り返ると山道、景色を見れば山々が見える。前方を見れば、樹林帯の木道が伸びている。とても清々しく、山々に抱かれているように感じて、登山でしか味わえない何とも言えぬ幸福感に浸った。 灯はひとりニコニコしながら「あと少し、もう少し」と自分で自分を励ましながら

          176. Seitengrat/その夏と秋の間に⑥

          175. Seitengrat/その夏と秋の間に⑤

          12.そり立つ壁 そこには岩の壁があった。目の前にそり立っている。背筋がゾワゾワする。心臓がバクバクする。 「なんて大きな岩なんだろう。登りたいな」と灯は思った。子どもの頃はこんな岩や壁をよじ登ったり、這いつくばって下りたりするオテンバ少女だった気がする、と思いながら壁を見上げた。 「ねぇ、灯。これは登る岩ではないよ」とどこかから彼の落ち着いた諭すような声が聞こえた気がして、ハッと我に返った。 灯は「いつか岩壁を登れるようになりたいな…」とポツリ呟いた。彼に言うと笑わ

          175. Seitengrat/その夏と秋の間に⑤

          174. Seitengrat/その夏と秋の間に④

          10. 少し休もう ずっと緊張して歩いていた藤原灯は、そろそろ休憩しようと思った。コンスタントに水分補給しなさいと彼に言われていたし、だいぶ登ってきたからそろそろ座れるところがあるはずだ、と思っていた。 そんなことを思っていた時、木のベンチが見つかった。50Lの大きなザックをゆっくりと下ろし、ベンチに置いた。バランスが悪くて落ちそうになったが、なんとか体制を立て直して、自分自身もベンチに腰をかけた。 「疲れた疲れた…」 灯はボソッと呟いた後、ザックから水筒を取り出し、ゴ

          174. Seitengrat/その夏と秋の間に④