【詩】対抗心

言葉を理解しない凡人
言霊にこめる非凡人

道をはずれた僕らを
社会の犬たちはボンクラと
まぶしいき高い硝子のなか
紙幣をすすって翳すカマ

足跡もない　平均台
秘めたは怪力　平均外
崩れる橋より
くずれぬ愛

愛とはいうが　自己の愛
僕を愛さず誰が愛す
甘くはない味のないアイス
人生はゲームか　ころがすダイス

脳がない　足がない　腕がない
理性ない　道徳ない　常識ない
そういう犬こそ
理も道も常もない
これが世の常か
まさか　これが　世の常か

言の葉の矛先も
一直線上　喉の先を

隠れず　隠さず　ひけらかす
感覚　爆発　第六感

障害というな凡人が
頂戴渡せぬ凡人が
君らはどうせ人生障害
僕らは峠　越える絶対