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繊細じゃない人にも眠れない夜はあるの?

お酒を飲みながら自分を反芻すると、我ながら心配性で泣き虫、繊細な方だと思う。

別にいいやとか、どうにかなるし、なんて経験で知っていても簡単に夜は眠れなくなったり辛くて涙が出ることがある。

我ながら「そんなことで?!」って思うことでひとりほろほろ泣いていたりすることがある。

たとえば、後輩ちゃんにベストプラクティスを提示したかったのにだめだったとか。
夢に元カレが出てきて一緒にイルミネーション見てたとか。

その程度のことだ。

心配性もこの年になったから外に出さないでひとりで勝手に解決してるけど、初めての業務があると3日前からシナリオ作って、この時はこうする、こっちの時はこうする!なんて条件分岐させてたりする。

そう、めんどくさいやつだ。それはもうめんどくさいと思うから外には出さない。


最近、好きな人(仮)に最近読んで良かった本を教えてくださいませ!と聞いて、『コンビニ人間』を読み始めた。
 
彼のおすすめセンスは本当にいつもいい。感覚が近いのかもしれないし、彼が人にすすめるスキルが爆高いのかもしれない。なんでかいつも刺さる本を教えてくれるし、今回も刺さった。



『コンビニ人間』は、主人公が上手く人と関われなくて、自分を取り巻く環境に対して客観的なところが良い。

主人公が夢の中でコンビニのレジを打ったり、眠れない夜にはコンビニのことを思うってサラッと書いているシーンがわかりすぎるくらいわかる感覚だった。

でも、世の中の繊細じゃない人、世間とのチューニングのズレを感じない人にもこんな夜はあるかは謎だ。

この本を勧めてくれた彼にこの感覚はわかるのかな?
なんとなくこの本を手に取った誰かにも一般的な感覚なのだろうか?

私は私の感覚しか知らないで生きているから、この本を読んだ人達それぞれが、どんな感覚で向き合って自分に落とし込んだのか気になる。

 私に勧めてくれた人はどんな感覚でいいと思ったんだろう。

抽象的な話が人としたい。

人が何をどう捉えてるのか気になって仕方ない。

そんなことを思う日曜夜の読書タイム。

まだ中盤だけど、読み終わったらきっとこの本の感想を伝えたくなってしまう。
読書で繋がれる関係が欲しすぎて、読書サークルにでも入ろうかなどと。

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