音楽を続けるということ
私がアプリで曲を作って世に配信しようと活動を始めて、あっと言う間に2か月が過ぎようとしています。
まだね、世の中に3曲しか配信出来てません、とってもひよこちゃんなわたくしでございますけど。
でも、作詞家になろうと奮闘していた過去何年かな?……7〜8年くらいは頑張ってたと思います。
そんな時代もありましたので、それなりに音楽作家としては年数を重ねてもいます。
そんな私が、前回の記事で発表しました3曲目の『サクラソウ』。
ほんっっとうに、すっっごいいい曲作れたと自分で感動しています、今でもしています。
毎日聴いてるんですよ、ボーカルありとボーカルなしを再生アプリに落して聴いて、「良くこんな名曲作れたな♪」と自画自賛しまくりながら聴いています。
……が、が、ですよ。
まあ、当然というか、世論は「すーん」です。
なんとなく覚悟はしてたものの、ここまで無反応だと流石に悩みます(^^ゞ
こんなに世界には人が溢れてるんだし、みんな好みはそれぞれなんだから、どこかに一人くらいは「好き❤」って言ってくれる人がいたっていいじゃないかと。
YouTubeの再生回数が全く伸びない、この再生したの全部私じゃないんか?ってくらいの回数で。
その前に配信した2曲より伸びないのはイラストが下手過ぎたんだろうか?とか色々考えてしまいますけど。
私は別にバズる音楽を作ってるつもりもないし、そういう音楽を作りたいとも思っていないのです。
ただ、素直に愚直に自分の作りたい音楽を作って、誰か少数でいいから共感してくれる人の胸に響いてくれたらそれでいいと思って活動始めたのです。
でも、その共感してくれる人の耳にどうやって私の音楽を届けたらいいんだろう?って考えちゃいましたよね。
そしてすぐ、それを考えても私なんかには到底どうにか出来る問題じゃないわって鼻で笑って考えるの止めました。
それは、過去に所属していた会社のプロデューサーだって悩んでいた問題で、多くのプロのミュージシャンの方々だって答えの出せない問題だからです。
それをね、この素人で趣味で音楽やってますって人間がどうにか出来るかって「出来る訳ないじゃん!」ってお話なんですよ。
そんなん考える暇あったら一曲でも多く、頭の中駆け巡ってるメロディを形にして世に放った方がよっぽど良いですよって。
音楽の世界って厳しいんですよ。
それはすっごく解ってる。
私の敬愛するアーティスト様もそれで過去も今も悩まされてる。
売れなくて苦しむ人もいれば、カートコバーンのように売れたからこその不孝が待っていた人もいる。
音楽業界はセールスという化け物に食い尽くされて成り立っている所があると私は思うのです。
だからこそ、見失わないでいたいのは自分がどうして音楽をやっているのか?
私が最初に作詞家目指したのは単純に自分はいつも音楽に救われて生きているから、自分も誰かを救う音楽を作りたいって音楽に対する恩返し的な……う〜ん、そう書いちゃうとちょっと違うような……💦
兎に角、私も音楽で誰かを救いたいって思ったからなのです。
私、子供の頃から父親に人格否定されたり、イジメられたり、職場で仲良くしてたつもりの人に掌返しされたり……色々傷つく場面が多かったので、同じような境遇で苦しんでる人がいたら救ってあげたいって思いが若い頃は結構強かったんですよね。
それで、作詞家目指して活動始めました。
最初はすっごく楽しかったですよ。
最初からまあまあプロデューサーに褒めてもらえたりしてましたので、「自分いけるな」って思い込んでました。
でも、作品を作り続けるうちに違和感を覚え始めたんですよね。
そして、気付きました、プロの作詞家というのは自分の書きたいものを書くのではなく、歌手に合わせ、プロモートに沿わせ、時代のニーズに乗ったものを書かなければならないという事に。
凄く悲しい事実でした、私にとって。
自分の書きたい作品を書きたきゃ自分がアーティストになるしかないのかも知れない……歌は上手いって褒められた事はあるけどのど弱いし、楽器弾けんし、ビジュアル最悪の私には到底無理……っつうか演者にはなるつもりは最初からないですからね(^^ゞ
プロの作詞家を目指して頑張れば頑張る程、自分の夢からは遠のいていく……活動の後半はそれに苦悩しながらの日々でした。
最終的には、結婚して子供が生まれまともに作品と向き合う時間が取れなくなったのと、独身時代の貯金が尽きたのとが原因で止めてしまいました。
あとね、プロデューサーや講師の方に「才能あるよ」とは言っていただけましたけど、自分的に「才能ないわ」って見切った所もあります。
昭和生まれの人間なんでね、どうしても使う言葉が昭和だし、センスが足りないんですよ私。
心はね、自分で言うのもなんだが感受性豊かな方だと思います。
問題は頭なんですよ、もう頑固なんですよ(笑)
性格も頑固なんでね、心はスポンジのようになんでも吸収したがるけど、脳みそはカチンコチンで新しい言葉とか憶えてくれないんですよ、頭悪いんすよ(^_^;)
そんな私ですからね、自分で思った作詞家としての自分をこう名付けた『80点作家』と。
詞自体はきちんと纏ってて、何を伝えたいのかも判るんだけど、面白みが足りない、パッと人の心を掴む言葉が出てこない……それが足せたら100点になるのに、出来ないから80点なのだ。
一社では何度かCD選考候補に残った事あったけど「弱い」って言われたし、もう一社では「特に改善すべき問題はありません」って言われたのに不採用……プロモートに回すには「弱い」っていうヤツだったんだろうなって自分でも納得出来たのです。
自分で自分の作品を冷静に判断出来るまでの実力はついていたのですが、本当に実力ないと自分の作品の良し悪しすら判断出来ないものですからね。
説明が長くなってしまいましたが、色々な理由で作詞家は断念して、暫く子育てしながら二次創作の小説書いて楽しく過ごしてましたが、パートに出てからは全く創作なんてしなくなりました。
そこから数年、子供たちにあまり手がかからなくなって来たので、別アカでですが小説書いたり散文詩書いたりと徐々に創作の世界に帰ってきたんですよね。
んで、今年になってやっとこ「音楽作りたいな」って気持ちになって今に至る訳です。
なので、私はバズる音楽には興味がありません。
それに興味持てたなら、プロにだってもう少し頑張ればなれたかも知れませんからね。
「私は私の作りたい音楽を作る」ブレずにひたすら真直ぐにそれだけつらぬいていきたいと思っています。
これから音楽の道を志したいと思われている方がこの記事を読んで下さっているなら、これだけは憶えておいて欲しいです。
自分のやりたい音楽は何なのか?
兎に角バズる音楽を作りたいというなら、流行のアンテナをしっかり巡らせ、柔軟性に富んだ頭と心で挑んで下さい。
たまたま何もしなくても生み出したものが上手く時代にマッチングする人もいるかも知れませんが、そんな人間は一握りだと思って下さい。
明確に自分の作りたい音楽を持ってる方は、どんなに辛くてもブレずに真直ぐに進んで下さい。
ブレたら本当に自分のやりたい音楽を見失って、コンパスを失くした旅人のように無駄に時代を彷徨ってしまうかも知れないので、ブレずにいて下さい。
……ま、これは私の経験から生まれた勝手な見解ですけどね。
信じる、無視するはあなたさまのご自由に(^^ゞ
私は自分の作りたい音楽だけを作ります、それ程に音楽を愛してしまっているのです。
どんな形でもいいと思います、ただ忘れないでいて欲しいのは「音楽は楽しむもの」だという事。
なんか私、凄く理屈っぽく書いてるな(;・∀・)
そう、私、詞が「理屈っぽい」って怒られたこともあったな(笑)
こんな理屈っぽいオバサンのお話でしたが、音楽の道を目指す方の道しるべになれたら幸いです。(◍•ᴗ•◍)