とらさん先生

名人にあこがれていっぱい勉強したのだけど、名人芸を覚えることなく「並」の先生になりまし…

とらさん先生

名人にあこがれていっぱい勉強したのだけど、名人芸を覚えることなく「並」の先生になりました。 学校で求められることを繰り返しする中で、「並」だけどたくさんの経験をして楽しみながら働いてます。 「並」の教師であることを誇りに思いながら、ワークライフバランスを考えて毎日生きてます。

最近の記事

  • 固定された記事

自己紹介と、このノートを始めたわけ

こんにちは、とらさん先生です。 わたしは30年くらい小学校で働いたものです。 名前の由来は阪神ファン・・・ではなく フーテンの寅さんのように、一か所で働けず 都市部や田舎など割と短い期間で移動したことや 時には県や校種をまたいでいろんなところで 働いたのでそれにあやかって名前を付けました。悪く言えば一か所で重用されなかった働きぶりなのですが よく言えばいろんなところで、それなりに組織の足りないところを 埋められたと思っています。 このノートを始めようと思ったのは、 自分の周

    • 上手な波の先生は 連休前に一度振り返る2

      この記事は連載の2回目のものです。このままでも 意味は分かると思うのですが、より分かりやすくなると思うので よかったら前回の記事を読んでから見てください。 前回は子どもの様子をもとにしたふりかえりでしたが 今回は大人を軸にしたふりかえりです。 上手な「並」の先生はこの辺も上手です。 職員室の様子を確認する この時期になってくると気をつけなければいけないのが 職員のストレス。 「職員間同士でギスギスしてる」っていうだけではなく なかなか仕事がうまく合わないなあと感じ

      • 上手な波の先生は 連休前に一度振り返る

        新年度が始まっておよそ1ヶ月経ちました。 最初と比べて子どもたちの姿もいろいろ変わってきていると思います。 また職員室の様子も少し最初とは変わり 職員の特徴や得意不得意も分かってくると思います。 そこで上手な「並」の先生はこの時期休みに入る前に 一旦 総括をされます。と言っても 何か大きなことをするわけでなく、 本校の場合子どもを語る会というのがあり 学級目標と一緒に現在の子どもの姿と これから取り組みたいことを発表します。 それもあってやってみて成果のあったものなかっ

        • 低学年の最初の指導について質問されたので答えてみた2

          この記事は2回目の記事です。 このまま読んでもいいのですが1回目の話を読んだ方が もっとよく理解できると思います。 ですのでもしよろしければお読みください 午前中と午後の活動を見直す 2年生の難しいところは 体力を考えながらセーブしたり 一定ののペースでするっていうのがなかなかできないところです。 興味があることには 全力投球する一方 疲れてくると極端に手を抜き始めます。 これをうまくペース配分をするのが 教師の仕事です。 いわゆるマネジメントというやつですね。

        • 固定された記事

        自己紹介と、このノートを始めたわけ

          低学年の最初の指導について質問されたので答えてみた

          先日 若い先生「2年生 きついっす。」っていう感じで 相談を受けました。 この先生は結構長いこと 講師をされてから採用になって 高学年 を主に担当されてたのですが 今年2度目だそうですが、久しぶりの 2年生を持って なかなかうまくいかず くたびれておられるようです。 ただこの先生のいいところは 子どものことが大好きだし 放っておくことができないぐらい面倒見のいい先生で ずば抜けで何か特技を持ってたりするわけではないのですが 一生懸命な先生です。 私はこんな先生が大

          有料
          200

          低学年の最初の指導について質問されたので答えてみた

          上手な「並」の先生はこの時期の図工の授業を最大限に使う

          今年 2年生の先生をされている素敵な先生がおられます。 その先生のクラスの授業を見せてもらったら 図工が大変楽しそうでした。 そこにはこの時期の子ども達が無理なく、何回もやってみたくなる ヒントがいっぱい隠れていました。 そのままは使えないかもしれませんが、考え方はきっと いろいろなところで参考になると思うので そのことを今日はお話ししたいと思います。 教科横断型の授業になっている 今日の2年生の図工の授業は「お花見 スケッチ」という名前の授業で 花や春の生き物をど

          有料
          200

          上手な「並」の先生はこの時期の図工の授業を最大限に使う

          上手な 「並」の先生は、この時期は5分早く終わるのを心掛ける。

          この時期の学級はみなさんの予想通りに育っていますか? 新学級がスタートして2週間ぐらいたちました。 みなさんの学級はうまくいってますでしょうか? 残念ながらこの時期が、子どもの第1回目のエアポケットのような 時期だと思います。 ほとんどの学級が2週間ぐらいを経過し、先生も子供も疲れが出ている頃。 それに加えて授業がぼちぼち各学年のチュートリアルだったのが終わり  普通にその学年にあった 難しいところをやり始める時期だから なかなか気持ち的にも体力的にも大変です。 で

          上手な 「並」の先生は、この時期は5分早く終わるのを心掛ける。

          上手な「並」の先生はこの時期いくつかのパターンを作るようにしている。2

          授業をパターン化させている 上手な波の先生 話を前回したのですがいっぱいになっちゃったので 今回は続きを書こうと思います。 前回の記事も読んでいただけるとさらに学びが深まるかと 思いますのでよかったらこちらも用意ください。 子ども単独でやる時間とみんなでやる時間とを分ける 授業のメリハリ はどのようにつけておられますか? 私が見た中では上手な「並」の先生のクラスでは 個人でやる部分と みんなでやる部分とを明確に分けて おられるように思います。 具体的には5分などで

          上手な「並」の先生はこの時期いくつかのパターンを作るようにしている。2

          上手な「並」の先生はこの時期いくつかのパターンを作るようにしている。

           この時期黄金のみっかんというボーナスステージを上手く使えた方は たいへん多いと思うのですが、一方でなかなか思うように スタートが切れなかった先生方もおられると思います。 例えば 前年度 荒れた感じのクラスを受け持った時に 学習の規律が作られてないので、昨年通りのルールでスタートしたくても できないなんて時があります。 その時は大変ですが、やはりもう一度子どもたちと ルールを作っていく必要があると思います。 ところが一度 ルールがない世界でやってきた人たちです。 また

          上手な「並」の先生はこの時期いくつかのパターンを作るようにしている。

          「音楽の時間が楽しくないんですよね。」 っていう質問に答えてみた

          若い先生に音楽を担当する先生がいます。 音楽の授業はどうも ワンパターンな成り立ちで 面白くないという風に質問されました。 私は実を言うと音楽が専門というわけではないですが 比較的 よくやってたので 得意な科目の方になっています。 今日は上手な「並」の先生ではなく私の経験談が多くなるのですが 音楽の授業を楽しくする方法をいくつかお話ししたいと思います。 だいたい歌えたらヨシにする。 「歌を教えたい」と先生が言われるので話を聞いてみると 完璧に仕上がるところまでさ

          「音楽の時間が楽しくないんですよね。」 っていう質問に答えてみた

          上手な「並」の先生の2週間目は我慢の連続

          新学期が始まって2週間になりました。 この時期は黄金の3日間 と呼ばれたいわゆるボーナスステージが終わり 通常のステージに子どもたちが緩やかに戻っていくところだと思います。 そうすると何が起こるかというと 最初の週だと割と うまく回っていたことが だんだんと うまく回らなくなっていったり子ども達が拒否反応を示すようになります。 しかしながら それは割と自然な反応で最初の週みたいに全集中して子どもたちが1年間おえることは絶対ないので この時期をどのようにプラスにつなげていくかが

          上手な「並」の先生の2週間目は我慢の連続

          上手な波の先生は学級通信の出し方も工夫がある2

          この記事は前回の記事の続きになっています。 読まなくても意味は分かるかもしれませんが、 よりよくわかると思うのでこちらもご覧ください。 学級通信の題名は最初から決めない かつて 学級通信 といえば、題名をこだわってつけるのが 流行っていました。 それは 学級通信の題名がそのまま クラスのカラーを表したり クラスの目指す方向や教師の狙いのようなものが含まれていたからです。 ところが 近年児童主体の学級づくりが求められるようになったので これだと子どもの気持ちが反

          上手な波の先生は学級通信の出し方も工夫がある2

          上手な波の先生は学級通信の出し方も工夫がある

          皆さん 学級通信 は作られていますか? 新年度が始まったので おそらく発行された人がほとんどだと思います。 今年の分については もう 方針があるかと思うのですが 上手な「並」の先生のクラスの学級通信の今年度のものを見たら 実にいろんなところに工夫があるようになっています 。 今日はそんなことをお話ししたいと思います 学級通信は最初に必ず出す 学級通信を全くしないという先生は、探してみたけど おられませんでした。 理由は学校での取り組みとしてやっているからというものや

          上手な波の先生は学級通信の出し方も工夫がある

          入学式の指導について質問されたので答えてみた

          ある若い先生にこんな質問をされました 。 「先生始業式で出会っておよそ24時間後には入学式を迎えるんですが  落ち着いてるクラスはほっといてもできると思うんです。  でも私が持つクラスは 前任の先生が苦労されてたクラス。  おそらく入学式までに何か指導しないと入学式で落ち着いて  参加できないのではないかと思います。  子どもたちにどんなことを話したらいいですか?」 なるほどよくある悩みだなあと、相談してました。 そこで その先生と一緒に考えたことを、ここで共有したいと思いま

          入学式の指導について質問されたので答えてみた

          上手な「並」の先生は話しすぎない

          新学期が始まって おそらくほとんどの教室で 新しいルールを定着させようと 先生方は子どもたちに お話をしていると思います。 しかしそのほとんどを見てみると大きく2つに分けられると思います。 細かく説明する 先生と あまり話をしない先生です。 細かく説明する先生にも名人と言われるような人はいますが 意外に上手な「並」の先生はあまり話をしないように思います。 どうしてそうなるのか 今日はそんな話をしたいと思います。 前年度のルールを踏襲してるから 上手な「並」の先生は 比較的

          上手な「並」の先生は話しすぎない

          上手な「並」の先生は黄金の3日間を静かに過ごす。

          近年 あまり聞かれなくなってきましたが 始業式から3日を黄金の3日間 と言ってこの時間はとても大事に過ごすことを昔から言われてきました。 なぜかというとこの3日間は子ども達も新しい先生について 期待しているので 比較的指示が通りやすく 習慣化しやすい時期だからです。 ところが 昔はこの3日間に全力を注ぐことで 1年分のルールを浸透させることを努力していましたが、少々 イベント化してしまったように思います。 言い方を変えると楽しいことを この期間にたくさんしようという風に書き換

          上手な「並」の先生は黄金の3日間を静かに過ごす。