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「どうして先生はそんなに信頼されてるんですか」っていう質問に答えてみた 。

こんばんはとらさんです。
僕の住んでる地域は昨日の晩から今日の夕方にかけて
すごい大雨が降って川の水が増水したり近くに 実家があるんですが
古い実家の屋根から雨漏りがするぐらい降りました。
この雨でいろんなところが 困ってられるんじゃないかなと思い
心配しております 皆さんのところは大丈夫だったでしょうか?

さて今日は久しぶりに質問 に答えてみたシリーズです。
ちょっと 題名が分かりにくいと思うのですが
簡単にお話ししますと 先週 若い先生が職員会で自分の思いを
提案されました。
たくさん資料を用意されたりプレゼンみたいに上手にお話しされたんですが
結局職員会では同意が得られなくて
若い先生の思ってたようには進みませんでした。
ところが、自分がこの若い先生の意欲は買いたいので
全部はダメでも「ここだけはどうですか」っていうような話をしたら
急に風向きが変わって全部は無理でしたが
一部だけ採用されることになりました。
それを受けての、このセリフです。
実は私自身 20年ほど前に同じようなことを
先輩に質問したことがあります。
その時の先輩は「もう少し君も年を取ればきっとわかるよ」とだけ
言われて自分も悩んだんですが
今なら少し それが分かるような気がします。
今日はその若い先生にも伝えたことをここに残したいと思います。

 同じ学校で長い年数過ごすことは必要である

私の経歴を見てみますと就職氷河期 だったために採用されるまでに
10年以上かかりました。
しかも地元では採用されず、県外で採用され現職教員枠を利用して
帰ってきてるのでそれも含めると15年ぐらいかかって
実家の近くの自治体で現在働いています。
そういう経歴 だったので県外で採用になった3年間の他は
ほとんどの1年ないしは 2年での勤務で転勤していました。
常勤講師はそれが普通だと思っていたので
あまり気にせず働いてたのですが、
採用され5年とか8年とか働くようになると
みんなに意見を求められ 自分が経験したことを伝えたり
自分の 昨年までやってきたことに対しての感想を求められたりするように
なりました。
若い先生に伝えたのはまずここです。
長い年数を過ごして  同じ職場の職員の中で経験年数の長い方になると
昨年までの様子や 何が問題点なのかがわかるようになるのと
みんながそれを求めるようになるので信頼というか
意見が通りやすくなること。
これを行った時に 若い先生 は 何とも苦い顔されたのをよく覚えています。

自分に合った職場の仕事だけでなく 誰もしない 仕事もしたから

 若い先生が先ほどの話をした時にこう言いました。 
「僕が 最近 勉強してる ビジネスとはちょっと違うんですね。
 自分の求められてるところで転職したり
 スキルアップしながらやっていく方が
 自分の夢が実現しやすい って聞いてたんで
 どんどん提案もしていきたいし どんどん 自分の実績も
 上げていきたいし 自分の得意分野が発揮できるような
 職場に転勤したり 転職したいと思っていました。」
自分も恥ずかしながら10年ぐらい前 本当に苦手な仕事ばっかり回ってきて 年齢が上になってるのに (今から思うと普通なんですが)
それがどうしてもなかなか覚えられなくて苦しい時期を過ごしてました。
その時にもっと自分の力が発揮しやすい職場があるんじゃないかと思って
色々 近隣の先生で知っている人に相談したり
ひどい時は 組合員さんに愚痴を言いに行ったりもしていました。
ところが そんな環境でいろいろ辛い目に遭いながら指導されながら
何やってんだろう・・・と思いながらやっていると
それでもそれなりに力がついてきて なんとかこなせるようになりました。
そうなってくるとまた新しい苦手なこととかに回されるんですが
だんだんそれぞれの分野が共通点があったり 同じようなものを使って
対応することができたりということがあることに気づきます。
まずはそれを使って自分自身がだんだん
時間かけずに適用できるようになったことと
その姿を見て周りの職員がある程度あの人は
適応力がある人だという風に 錯覚し始めたように思います 。
また自分自身がずいぶん 悩んでいろいろ 探し求めたせいで
他の人たちが悩んでいることの ポイントがわかるようになり
手伝う場所やアドバイスする場所が明確になりました。
それも大きかったと思います そういう活動をしているうちに
だんだんと 後から来る人たちに
信頼されるようになってきたように思います。
しかし 自分の本質的な部分や失敗していた時期は変えることができないので
おそらく 自分より上の世代の人たちには
まだまだ あてにされてないような気はします。
若い先生にこの話をしたら 若い先生がちょっとびっくりした
顔をしていました。
そして何かひらめくものがあったようです。

実はこの話は続きます。
私は自分の経験から若い先生に話ができてよかったんですが
若い先生は経験がないのに 先のことを見通して
本当にたくさんのことを考えておられるんだなと感じました。
今週の火曜日の放課後が空き時間なので またその先生と
お話をすることになっています。
令和の先生は本当に自分なんかより野心家です。

最後にこれは話していないんですが
もう1つ言えるとしたら年とともに 自分自身がガツガツ
と前に行かなくなったこともあるかと思います。
昔の自分はとにかく何か 爪痕を残さないといけないという風に思っていて
前に前に出ていたんですが 今はある程度諦めや
余裕が出てきたみたいで 若い先生がしてきたことを見守るような
そんな心持ちになっています。
こういう あり方も一つまた信頼されるところなのかもしれません。
これ個人的に残しておきたいので
近いうちにまた続き 書きたいと思います。


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