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「先生は 何でそんなに話が上手なんですか」っていう質問について 答えてみた。

こんばんは久しぶりに若い先生に相談されたので
このシリーズを更新しようと思います.

さて 今日の話はあるクラスの若い先生が子どもに話をしていました。
しかしながら子どもたちの中には少々この話に興味がない子も
いたみたいで先生の話の途中に違うことをしていました。
先生は当然その子に声をかけて指導しました。
そしたら関係がこじれてしまって 保護者さんが来られたそうです。
保護者さんにも大事なことを伝えてるという風に
話をしたのですが なかなか通じず
そして今日 落ち込んで私に話をされました。
若いうちは こういうこともあったよなと
自分も振り返りながら その相談してきた先生に答えたんですが
まずいきなり上手になろうとするのが難しいので
一歩一歩 やっていくしかないよねっていう話をしました。
それでもっていう風に 食い下がって来られたので
どんな先生が話が上手かな と思い 上手な「並」の先生の話をしました。
今日はそんな話です。

自分の世界を持っている先生。

最近 SNS で知ったのですが 福留光帆さんという若い女性の方が
おられます。
この方がノブロック TV というインターネット上の番組で
お話しされた動画がおすすめでどんどん上がってくるように
なったのですが、ずいぶん お話が上手だなあという風に思いました。
話の内容は一般的な女性がする話ではなく
どっちかっていうとそこまでに一緒に生活してきた
お父さんやおじいちゃんの話
そして若い人には珍しい競艇の話が結構出てきます。
特に競艇の話は本当に好きで今まで生活の中にあったんだと思います。
私は全然そんな世界のこと知らないんですが
お話を聞いているとなぜか 共感したり一緒に笑ってしまったりします。
それは多分 自分の世界で今まで得たことは
本当に自分のものになっていて同じ話をしても熱量が違うからだと思います。
おそらく今回 この先生は 一生懸命されたと思います。
でもそのお話の内容がまだ自分のものになってなかったんだと思います。
これからたくさん経験を積んだり繰り返し話をしていく中で
この若い先生は、福留光帆さんのように
おそらく 熱量をもっと話をするようになるんではないかな
という風な話をしました。

人の話をよく聞く 先生

教師は全員ではないんですが、 私的には80%の人が
自己肯定感を高めに持っている人か自己承認欲求を高めに持っている人だと
思います。
そのため 何か話をする時は自分の話を先にする人が多いし
もし仮に話を聞いてとしても途中から自分が意見を返す
立場になって話の主導権は必ず教員になるような気がします。
ところが そんな中でも残りの20%の先生は
とてもよく 人の話を聞いておられます。
そしてその話の面白いところや大事なところを
そつなく 聞いて上手に自分のものにされています。
これらの先生は授業研究会などを見せていただくと
いつか他の先生が指導に使っておられたようなことや
みんなで勉強した講師さんの言葉が
授業の中に散りばめられてることに気がつきます。
おそらく 話をよく聞く中でどんどん
その言葉の本当の意味に気がついて自分のものにされていった結果
自然と自分の生活の中でも自分の言葉として扱えるようになった人
なんだと思います。
この人もかなり 説得力がある話をされるように思います。

落ち着いて ゆっくりめの店舗で喋る人。

これは自分が上手な「並」の先生に相談した時に
教えてもらったことですが
「まず 君はゆっくり喋りなさい なぜなら 店舗が早い方が
 確かに子供たちは食いつくかもしれないし、
 いいリズムで進んで行くから気持ちがいいかもしれない。
 ただ君自身が持ってる力 の ほとんどをそのスピードに
 使ってしまうために何かあった時にそれに対応できなかったり
 ついてこれない方を置き去りにしたりしてないだろうか?」
と言われたことがあります。
なるほど 確かに話すことに夢中になって
伝えなきゃ伝えなきゃ という思いが回り
相手が何か返してきた時に上手にそこについて考えられたかというと
怪しい時が何度かありました。
実はこれってとても大事なことで自分のことを伝えやすいと思ったら
だんだん 自分の気持ちのいいテンポになっていき
一緒に楽しもうと思ったり お互い理解しようと思ったら
割とゆっくりなテンポで相手の動きを見たり
相手の動きに合わせたりする必要があると思うのです。
これができた 先生は やはり お互い 共通理解ができると思うし
回り回って話をお互いに確認することができると思います。
短時間で必要な要点だけを伝えるというのには
向いてないのかもしれませんが
この先生のように一緒に活動することで
理解を共有するような そんな展開に持っていけるのかなと思います。
これも大事なことだと思います。

話が上手な方がいいかと言うと必ずしもそうでないと思うのですが
でも何かあった時に確かに 発言力のある人が
みんなの気持ちに響くようなことを言うと 今は落ち着くと思います。
しかしながら いろんなタイプの先生がいていいと思います。
もしも何かがあったんだとしたらその時考えればいいと思うので
若い先生には一応こういう先生が素晴らしいと思うけど
君なりの成長でいいんだよ というのを伝えました。
若い先生のいろいろ試す意欲や学ぼうとする気持ちが
いつか形になって現れるような気がした 今日でした。

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