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上手な「並」の先生は水泳指導はオーソドックス

皆さんの学校ではプールでの授業は始まってますか?
私の学校のプールでは 実は今年は工事があったため
1週間遅れのプール開きとなりました。
さて 上手な「並」の先生にプールの指導をしていただくことがあるのですが
見ていると非常に オーソドックスなことを大事にしておられるな
という風に思います。
それはどうやら 思いがあってされてることのようなのですが
今日はそんなことを話ししたいと思います。

上手な 「並」の先生はなるべく 活動時間が増えるように工夫されている

水泳の時間 一番困ることがたくさんの人数を同時に泳がすのが難しく
待ち時間を増やしてしまうことです。
そこで上手な波の先生はいろんな工夫をして活動時間を
増やしておられます。
まず一番多いパターンはプールを縦横を変えること
長い方を使うのではなく 短い方の辺を使って練習されます。
そうすると 一度に大量の人が泳げるので
非常に効果的だと思います。
また1回 反対側にわたったら引き返してきてしまうと
次のグループがすぐに出れないので
一旦 上がってプールサイドを通ってスタート地点に戻るようにされて
おられます。
そうすると 一見 非効率のように見えて
実は自分の体力の低下にも気づけたりするので
安全面でもかなり 配慮されているようなことになっています。
低学年の場合はとにかく たくさん 浮かせること
泳ぐ前に比べて浮くのは 比較的 目が行き届きやすいので
大人数でも一度に浮かせて練習をさせておられます。

ストリームラインを大事にしておられる

よく誤解されがちなのですが 上手な「並」の先生が
上手なのは クロールや平泳ぎのような 泳法を教えてるのではなく
泳ぎ方を教えておられる部分です。
上手に 平泳ぎができる選手はクロールでも強かったりしませんか?
これは基本的に水の中での姿勢がいい人はどんな泳ぎをしても
ある程度 スピードに乗った動きができるからだと思います。
そのため 上手な波の先生は 体をまっすぐにすることや
無駄がなくなるように動作を意識することなどを伝えるために
蹴伸び をたくさんさせられます。
蹴伸び もただけるだけではなくって
15秒間ぐらい我慢してどこまで先に行けるかというのも
試しておられます
最初はほとんど 泳げなかった子も 蹴伸びをしていくうちに
どんどん 力がつきクロールや平泳ぎ などを
あっという間に覚えてしまいます。
まずはストリームラインを作る そこからどうやら始まるようです。

水泳指導の究極は浮くこと

これは上手な「並」の先生が直接子どもに言っておられたのですが
「もちろん 水泳を上手になって早く泳げるようになったり
 長く泳げるようになったりして欲しい。
 でも一方で 水泳指導は安全指導でもあって
 みんなが水の中に落ちた時に自分で助かるための方法を考えてほしい。」
とおっしゃってました 。
そのために その先生が教えておられたのはまず浮くこと
普通に腹を下にしておくことも大事ですが
背中を下にして 力を抜いて顔を水の上に出して
しばらく行くことを ずいぶん大事にされていました。
とにかく 力を抜いて浮かんで助けを待つ
そのためには水に慣れることが必要 ともおっしゃってます。
こういうことを繰り返して おそらく 水に対する恐怖をなくしたり
逆に何かあった時は対応できるような落ち着きを子どもに
身につけておられるんだと思います。

うちの学校の子供たちはみんな 水泳が大好きです。
それは基本的に最初から最後まで諦めずに頑張ってるからだと
思いますが、諦めずに頑張れる背景には、
このような思いがあって子どもたちに合わせて
上手に 計画を立てておられるからだと思います。

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