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上手な「並」の先生は授業の最初を色々気を使っている

こんばんはとらさんです。
まもなく 7月ですね。
この時期はだんだん 子どもたちが一人でできることが
増えてくると思うのでまかせることが増えてくると思います。
ところが子どもたちの成長や発達段階はまちまちで
4月からここまでに先生方の指導とピタッと合って
伸びてくる子となかなか適用できないでこれからゆっくり伸びてくる
子がいると思います。
そうなると授業の中で差が出てきたりするので
多少配慮が必要になります。
その配慮の中で特に上手な「並」の先生が気にしておられるのが
授業の最初の指示です。
今日はそんなことを書いてみたいと思います。

授業の最初の指示はなるべく短くしたい

まず前提条件として授業の最初を説明や指示を長々としてしまうと
子どもたちが考える時間や最後に適用題をする時間が減ってしまいます。
そのためできるだけ短くしたいです。
前時と同じであれば「同じことをやるよ。」と言うことで、
指示が減らせるし言えるし、読み取りの力がついてきたら
「詳しくは教科書や資料を読んでね。」という言い方も
できると思います。
とにかくピンポイントで短く説明するのが大事だと思います。

短くすることばかり考えると落とし穴にはまる

さて私のような失敗の多い教師がよく落とし穴にハマるのですが
ただ 短くしようとすると、ただしく子どもに今日のやることが
伝わらないことがあります。
そうなると最初の子どもたちの個人での思考が
効果的な時間にならなくなり、間違えてスタートしてしまった子は
その後の集団での活動のところまでのことを
全て直さなければいけないというようなことが起こります。
これでは授業時間を最大限使ったとはいえません。
そこで上手な「並」の先生は 前の時間やその日の様子を見て
子どもたちにどの程度説明が必要かというのを考えられます。
また子どもの理解度を見て説明の長さや必要なキーワード。
復唱したり子どもに説明させたりとかするのを
どれぐらいするかを決められます。
とにかく ここは間違ってると授業の1/3はうまくいかなくなるので
丁寧にされているようです。

今を大事にすべきか 将来を大事にすべきか考える

もう一つ大事なことは、指示を早く通そうと思うあまり
ワークシートなどを活用して分かりやすくすることです。
確かに子どもたちは短時間で説明を理解して活動に入れるのですが、
ワークシートがないと活動ができない子どもに
育ってしまうことがあります。
そうならないように上手な「並」の先生は、今は時間がかかったとしても
将来の投資だと思いワークシート等を使わず、
指示だけで何とか理解できるようにする先生もいます。
しかし様々な要因があって伸び悩む子もいるのも事実なので
この辺りは担任の先生が一番様子がわかると思います。
今苦しんでおけば2学期以降、子どもたちが伸びてきて
もっとスムーズに始められるようになるという可能性がありますし
何より子ども達が力をつければ大人になるまで使える力を
身につけることになります。
そのためには少ない情報を自分の中で咀嚼して広げる力と
たくさんある情報から必要なことを読み取る力を身につけていく必要が
あると思います。
授業の中だけでなく たくさんの活動の中で
そういう力をつける取り組みをされているのをよく目にします。

結論、教科書はうまく使えるところまで行けば良い

上手は「並」の先生に今日話してるようなことを質問したことがあります。
その時にの先生は一つの目安として教科書を自分で読んで
ある程度 内容を理解して間違わずに活動に入れるような
子どもを育てたいという風に言っておられました。
当然 得意な子たちは 早くこの状況をクリアするでしょうし
問題なのは苦手なそうのフォローだと思います。
ここがある程度できるようになれば自分たちで
教科書を読んでいくんで誰が担任をしても問題なく
やっていけると思うし、もっと言えば 予習や復習でも
教科書を使い切ることで自分で学習を進めることができると思います。
またその先生が言っておられただけでエビデンスがちょっと弱いんですが
標準学力テストなどの新しく出会った問題に
対応がずいぶんできるようになるようです。
子どもたちの力に直結する意味でもここは大事なことのようです。

まとめとして
授業の最初をスムーズに行うことは、
今の授業を充実させるためだと思ってたのですが
子供たちの将来的な力を身につける大事なところだと
言えるようです。
私でもできるようになったので、誰にでもできるようなとこだと思うので
もしよかったら意識してみてください。
また、皆さんの取り組みなど申し上げましたら色々教えてください。
今回もお読みいただきありがとうございました。

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