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【短歌】恋の確率を説く人は

題:%(パーセント)

「理想の相手に巡り合いたい。」
「運命の人と恋に落ちたい。」

などと、うら若き人たちは考えるのでしょう。ちょっとネットで調べれば、「理想の人に巡り合う方法」といった惹句が並びます。
その中で多くの記事で触れられているのがマット・パーカーの著書「四次元での対処」と記された最適停止論です。

計算方法はこうです。
一生のあいだにデートできる人数を予想します。たとえば100人。次に、その数の平方根を求めます。つまり10人です。そして、10人目までの交際相手をお断りする。ただし、10人のなかで1番良かった人を覚えておく。
それからデートを続け、最初の10人のなかで1番良かった人よりいいと思える人に出会ったら、それがあなたの理想の相手ということだそうです。

そこから、「ガードナーの法則」「37パーセントの法則」など、企業採用も含め、報酬を最大化、コストを最小化する法則が導かれているそうですが、いかがでしょうか?

現実的には、生涯で100人とデートは(私は)考えにくいので、10人として、平方根は3.162277……3人までは結婚せず、4人目から探していこうというぐらいのことでしょうか。
既婚者の方は、いかがでしたか?

しかし、そういう最適解は恋愛にはなじまないように思いますし、好きな相手がそんなこと言って断ってこようもんなら、「ちょっと待て!」と言ってやりたい。思いの丈の気持ちを込めたお手製の爆弾でも投げつけてやりたいと思うのです。たとえ、全く相手に響かなくても。

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