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朝鮮学校では日本語厳禁です

どうも。もっきーです。
【このnoteを読む前に】は、必ず読んでくださいね。よろしくお願いします。

朝鮮学校では日本語厳禁です。仮に日本語を喋ってるところを先生に見られたら……

恐怖政治による統制

ユーモアな先生だと「あれ?日本語が聞こえるぞ~?」くらいで済むんだけど、鬼教師だとハチャメチャに怒鳴ってきたり、リアルゲンコツ落としてきたり、棒でふくらはぎをペシンペシン叩いてきたり……

とにかく罰をくらいまくります。まぁルールを破って怒られるのは当前ですよね。体罰はよくないけど。

とくに怖いのが、帰りの学活(하루총화)。学活では「今日1日を振り返ってみよう!朝鮮語を100%使えたかな?」ってな感じで、自己報告する時間があります。

例えば、キム君の場合だと「僕は今日は朝鮮語100%です。日本語使ってません(キリッ」とか、チェ君は「僕は朝鮮語98%です。日本語で『ティッシュ』と『トイレ』って言っちゃいました。反省してます(ショボン」とか。

時々、裏切り者がいてさ、チョ君「今日キム君は朝鮮語100%じゃありません!日本語使ってるところ見ました!」って密告してくる人いるんだよ。

マ〜ジで厄介w

私は一回「日本語100%でぇーす!!!」って言ってクラスを盛り上げようとしたことがあったんだよね。ほんと体張ったよね、よく頑張ったと思う、なぜ頑張ったんだよと思う。皆様の想像通り、先生にめちゃくちゃ怒鳴られたんだけどね♪

まぁでも先生によっては「怒鳴る」のレベルがおかしい人もいるね。怒鳴るっていうか、ほぼ吠えているね。男の先生だと特に。女の先生は超ヒステリックになって殴りかかってくる。これ誇張なしだからね!俺たちのカン先生……本当に怖かったよ……。

闇カードによる統制

日本語厳禁制度は、先生による恐怖政治以外にも、우리말カード(ウリマルカード)というツールでの統制もされていまして。とにかく闇深いカードなんですわ。ウリマルとは、直訳すると「私たちの言葉」という意味を持ちます。ここでは「朝鮮語」をさす。

【ウリマルカードのルール】
・月初、生徒1人につき3枚配布される
・日本語を喋っている生徒を見たら注意→喋っている生徒からカードを回収
・注意された生徒は、注意してきた生徒にカードを渡す
・月末に手持ちカード最多の人が表彰される

上でも説明した通り、みんな手持ちカードを増やすために必死になります。ちょっとでも日本語を喋ってしまったら「はい日本語〜!ウリマルカード回収!」って即奪われます。手持ちカードゼロになったらどうなるんだっけ……忘れた……もしくは恐ろしくて記憶から消したか……

本当に仲良い子とは、トイレとか体育館裏とかで日本語を喋ってました。とはいっても、学校内で日本語フルで喋るのはめちゃくちゃ怖いし危険すぎるのでしていませんが。

우리본말(ウリボンマル)の誕生

そこで誕生した言語が우리본말(ウリボンマル)です。多分他の朝鮮学校にもウリボンマルあったんじゃないかな?

우리말(ウリマル=朝鮮語)

일본말(イルボンマル=日本語)

우리본말(ウリボンマル)

ようするに、朝鮮語と日本語をミックスした言語。 ※実際にそんな言語ないよ

例えば「정말つらい이다/訳:本当つらい」って感じで、どっかを朝鮮語してに、どっかを日本語にするような感じ。

仲良い友達と話すとき朝鮮語だけじゃ堅苦しいし、とはいえ日本語だけで喋るのは罪悪感やばいし……ってなことでウリボンマルが誕生しちゃったわけです。先生いないところではほぼウリボンマルだったな〜、たまに真面目な子に見つかってウリマルカード回収されてたけどw

ほんと今思い返すと、日本語を喋ることへの恐怖心がものすごかったなと思います。だって喋ったら先生に死ぬほど怒られるし、先生によっては殴ってくるし、ウリマルカードの呪いもあるし……小学生なのに大変だったねぇ(´ω`)

でも、学校の外に出ると先生もウリボンマルで喋ってくれるよ。なんだかホッとするよね。先生が日本語喋ってるところみるたび「先生が……先生が……日本……日本語…………震」って困惑してたけどw

なんかこの勢いで英語の教育もしてくれればよかったのにな〜英語ペラペラだったろうに。

韓国の人に“朝鮮語”は通じない?

そうだ、一つ大事なこと言い忘れていたんだけど、朝鮮学校で学ぶ「朝鮮語」って、少し、いや、少しってかかなり特殊だから韓国の人にはほとんど通じないんだよね。通じる単語もあれば、通じない単語もある。そしてめちゃくちゃに訛ってるねって言われる。

北朝鮮の人と話したらどうなんだろう?韓国の人に比べたら通じるのかな?試してないからわからんな。でも朝鮮学校で学ぶ「朝鮮語」のイントネーションは北寄りらしい。在日朝鮮人ならではの独特な言語って感じなんだよね。

その話はまたのちのち!


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