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大河ドラマ「光る君へ」第4話感想〜平安の歴史と文化〜

こんばんは、もちまるです。
今回は、大河ドラマ「光る君へ」第4話の感想です。
ネタバレありますので、ご注意ください。

今回も印象に残った場面をピックアップして書こうと思います。

まず、印象的だったのは平安時代の政治の黒さ。
藤原兼家を中心に、天皇に毒を盛って早く退位させたり、
権力を持ってのしあがる為の策略がすさまじい。

道長の父、兼家はこんなにも黒い存在だったのだろうか…
と改めてドラマをまじまじ見てしまいます。

それに巻き込まれる兼家の娘であり、
円融天皇の妻である詮子がとてもかわいそう。

当時の女性は、政治に利用される事も多かったのかもしれません。

そのような背景から、女性たちの記す平安文学が生まれたという事を
改めて念頭に置いておく必要があると感じました。

私がずっと研究してきたのは、主に平安女性が書いた文学の世界。
歴史書などはあまり読んでこなかったので、
平安時代の政治には詳しくありません。

なので、このような形で平安政治を知れるのは、
とても勉強になる事がたくさんあるのです。

政治や歴史を知る事で、今までには見えてこなかった
新たな文学の解釈が出来る、そう思うとワクワクしてきます😌

もう一つ、印象的だったのは五節の舞姫の場面。
何て装束が素敵なことでしょう!
まるでお雛様を見ているようです。

平安時代の美しさというものは、
このような文化にもあるのではないかと思います。

今は、中々このような舞や装束を見る機会というものは
少なくなってきました。

しかし、日本文化の源はやはりここから来ているのであって、
その文化を求めてたくさんの外国の方が、
日本に来ているのではないかと思います。

日本の文化は、他の国にはない魅力的な文化であると思います。

だからこそ、このような文化があった事を知っていたいし、
平安時代の人が、行事や文化を通じて何を感じていたのかを知っていたい。

私が、学生時代から日本文学や日本文化に携わり続けているのは、
このような理由があるからなんだろうと思います。

毎回、大河ドラマを見るたびに、
自分の行動の原点を考えさせられます。

もちろん、少し恋愛チックになってきた物語の続きも気になります😉
道長がとてもかっこいいですね。

ドラマとしてのエンターテイメント性も楽しみつつ、
歴史や文学のお勉強をしながら、次回も楽しく拝見したいと思います。

それでは今日はここまで。
本日もお付き合いいただきありがとうございました😊

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