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地方移住したら、毎日のごみの量が減った

今日は日曜日。用事があって、車で片道30分の近郊ドライブを楽しんできました。その用事がすごく素敵な出会いだったので、noteに書き留めます。

住む地域によってごみ捨て事情が違う

私は東京都品川区で一人暮らしをしていましたが、この4月から静岡県に住んでいます。かっこよく言うと「地方移住」、普通に言うと「転勤に伴う引越し」です。

東京では、マンションの1階にごみ捨てスペースがありました。もえるゴミ、もえないゴミ、びんかんと分別しますが、24時間いつでもごみを持ち込めます。

都内のマンションの半分くらいは、同じようにいつでもごみ出しができて、回収の曜日になると管理人さんが外に出してくれます。一方で管理人さんのいないアパートの場合、ごみ出しできるのは回収曜日の朝のみです。

どちらもお部屋探しサイトでは「敷地内にごみ捨て場あり」と表示されるので、住みはじめてからはじめて違いをしった方も多いと思います。

私がいま住んでいる静岡県では、同じく敷地内にごみ捨て場のある物件はたくさんあります。ですが、高級高層マンションを除くほとんどの賃貸マンションは、ごみ出しできるのは回収日のみです。

プラごみを減らしたい

東京にいた頃は、ごみ箱がいっぱいになったタイミングでごみ捨てに行けばいいし、生ごみもニオイが発生しないうちに出しちゃえばいい。

しかも品川区には「プラごみ」という分別がなく、燃えるごみとプラを同じ袋に入れて出していました。焼却施設の設備が高性能で、プラごみも燃やせるそうです。*その分有害物質が大気中にどんどん排出されているのでは、と今となってはすごく心配です。

一方静岡では、もえるゴミを出せるのは火曜と金曜、プラごみは水曜のみ。特にプラごみはどんどん溜まってしまいました。引越し直後に壁掛けフックやお風呂グッズのパッケージ、その後も卵のパックや洗剤詰め替えの容器などなど…

私ひとりだけで、一週間でこんなにプラごみを出しているんだ…と衝撃でした。

5年前、ウミガメの赤ちゃんを海に放流するイベントに参加したことがあります。ボランティアの方が大切に卵を守り、ふ化させた赤ちゃんです。
その時耳にした説明が今も忘れられません。

「ウミガメのほとんどが死んでしまう。その理由のひとつが、海に流れるプラスチックを食べてしまうから」

ウミガメの赤ちゃん

ポイ捨てだけでなく、埋め立て地から多くのプラスチックが流れている。それは私たち消費者が出したごみ。ああ、私は今までこんなにたくさんのプラごみを出していた。減らさなきゃ!と焦りを感じました。あのとき私が放流したウミガメくん、どこかで生きているといいな…

袋が有料、それは地球にとっていいこと

今では、多少高くてもパッケージの少ない商品を選ぶようにしています。プラス10円で海が守れるならお安いものです。あと、コストコに行くのをやめました。過剰包装で、そのほとんどがしっかりしたプラスチックだからです。

とはいえプラごみをまったく出さないのは難しくて。特に納豆のパック。今は、10リットル1袋以下を目標に、毎週プラごみ削減をしています。

静岡県では市指定のゴミ袋でないとごみ出しができません。ごみ袋が有料なので、ごみ削減は自分のお財布にも優しい。環境問題に関心がない人も、お金の節約のためにごみを減らそうとする。すごくいいことだと思います。

品川区ではごみ袋が自由で、レジ袋に入れて出している人がとても多いです。ここにも東京と静岡の違いがあります。

生ごみから悪臭発生で大ピンチ!

引越しから1週間後。会社から帰宅したときのこと。玄関のドアを開けた瞬間、悪臭が鼻につーん…ときました。マスクしてるのに。

慌ててキッチンへ行くと、犯人は前の日に食べたサバの骨。困ったことに可燃ごみを出せるまであと2日もあります。生ごみを家に置いておくとこんなことになるのか…とテンションがさがりました。東京では毎日ごみ出ししていたので、生ごみ臭とは無縁でした。

みんな生ごみをどうやって処理しているの!?とネットで調べていたときに、素晴らしいものに出会いました。LFCコンポストです。

燃えるごみの大部分を占める生ごみを、自宅で処理できちゃうんです!使い始めたらすっごく便利。感動しています。もう手放せません。

・生ごみを入れてまぜると、分解される
・分解がはやいからにおいが全くない。どんどん入れられる
・バッグ型でひとりぐらしのベランダに置ける
・チャックをしめれば虫が入ることもない

朝ベランダに出て土をまぜると、自然と触れ合っている感じがしてとても気持ちがいいです。「バナナの皮って分解はやい!」「えええ枝豆の殻が灰色になった…」など、わくわくしながら愛用しています。

LFCコンポストのおかげで、素敵な出会いも

生ごみをたくさん食べたコンポストの土は、栄養たっぷりの堆肥です。この堆肥を使って家庭菜園して、できた野菜を食べて、出た生ごみをまたコンポストに。素敵ですよね。

ですがひとりぐらし会社員な私は、出張や帰省で家を空けることが多くて。家庭菜園はハードルが高いなぁと思いました。もちろんいつかは挑戦してみたいです!

そこで、LFCコンポストのFacebookグループで相談したところ、同じ市内に住む方が堆肥を引き取ってくださることになりました!

今日のドライブの目的は、その方に堆肥をお渡しすることです。無事にお渡しできただけでなく、じゃがいもをいただきました。

品種名は「三方原ばれいしょ」

コンポスト仲間が大切に育てた新鮮なじゃがいも。じゃがバターにして食べたいと思います。楽しみ!


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