努力は必ず報われる…のか?【読書 vol.2】
いつも読んでくださりありがとうございます!
そんなことを考えている人はいませんか?
転職や健康のことに関して、実体験に基づいたお役立ち情報を発信しているわたくしですが、今回は転職にしても健康(ダイエット)にしても、とても大事だと思う考え方に出会ったので紹介したいと思います。
<結論>
「努力する=成功する、ではない」
※成功の定義は人それぞれ、状況によっても変わりますが、「自分がありたい姿になれるかどうか」という観点でとらえてもらえればと思います
はい、しっかりと聞こえてきました、皆さんの声。
そうですよね。
そもそも努力は大切ですし、どんなことをするにしても、努力なしで成功できるほど世の中は甘くないと思っています。
やるかやらないか迷うぐらいなら、まずは始めてみて、続けてみて、それから判断したって遅くないではないか、とも思っています。
ただし、その努力のやり方が間違っていたらどうですか?
大きな岩を動かす
突然ですが、想像してみてください。
目的地に向かう途中にに大きな岩がある。
大きな岩をなんとかしないと目的地にたどり着けないので、
・努力して筋トレして岩を動かせるようにする
・努力して人を集めて岩を動かしてもらう
あなたならどちらを選びますか?
努力したら成功する、と言うならば、
上記2つのどちらかを選択して、
ひたすら努力したら先に進めるはずです。
でも、冷静に考えてみたら、
・別のルートから目的地に向かう
でもよくありませんか?
もしくは同じ努力をするならば、
岩を動かすことに力を入れるのではなく、
ヘリコプターをレンタルする方法を考える、など
もっと効率のよい努力の方法もあるはずです。
そんなのヘリクツだ!と言ってしまえばそこまでです。
でも、私も含めて、日本人の多くは、
「真面目に努力することこそ正義」
みたいな価値観に支配され過ぎているような気がしてならないのです。
夢と金
前置きが長くなりました。
私がこの考え方を改めて強く感じた本をご紹介しますが、その前にどうしても紹介しなければならない本があります。
「夢と金」 西野亮廣 著 幻冬舎 23.4.19出版
ビジネス書業界において、2万部売れたら大ヒット、10万部売れたらベストセラーと呼ばれる中、「夢と金」は発売から2週間程度で13万部を突破した、脅威の大ベストセラー本と言えます。
もう読まれた人も多いでしょう。
売れ行きもさることながら、この本のすごいところは、評価の高さ。
どんな良書でも、良い意見があれば悪い意見もあり、人によって感じ方が違うので、自分の中で内容をどうとらえて行動していくか、が大事になりますが、この本は異次元。
Amazonレビューが2,700件近くあるのに、
星は4.7です。
すごくないですか?
私が読んでみて感じたエッセンスは下記の通りです。
・高価格帯商品の考え方
・プレミアムとラグジュアリーの違い
・夢=認知度−普及度
・機能ではなく意味を売る
・「熱狂的なファン」と「富裕層」は違う
・最終的には「人検索」
・借金や投資は悪いもの?
・NFTを超絶わかりやすく説明する
今回は「夢と金」の紹介ではないので、
これ以上お話するのはやめておきますが、
こんな人たちにはぶっ刺さる内容、
かつわかりやすくてすぐに読めるので、
ぜひ一度読んでみてくださいね^_^
ニュータイプの時代
そんな西野さんが書かれた大ベストセラー本にも影響を与えた本、気になりませんか?「夢と金」の中で引用されいてる本、それが、
「ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式」
山口周 著 ダイヤモンド社 19.7.4出版
この本には、これまで一般的に評価されてきた人材は、「オールドタイプ」であると一蹴し、これからの時代は「ニュータイプ」の人材こそ評価されるし生き残れると書いてあります。
<オールドタイプ ⇔ ニュータイプ>
正解を探す 問題を探す
予測する 構想する
KPIで管理する 意味を与える
生産性を上げる 遊びを盛り込む
ルールに従う 自らの道徳観に従う
一つの組織に留まる 組織間を越境する
経験に頼る 学習能力に頼る
正直言われてみれば当たり前の考え方もあり、すでに古いよ、今さら、みたいな部分もありますが、大企業で長いこと働き、スタートアップ企業に転職した私からすると、そうは言ってもまだまだこういうニュータイプの考え方を理解できない人が多いように思えました。
経済学界隈では知らない人のいない、20世紀初頭に活躍したイギリスの経済学者ケインズは、1930年に発表した論文で、
「100年後には週に15時間働くだけで十分生きていかれる社会が到来する」
と述べています。
もうすぐその100年後が到来しますが、
どうですか?
皆さんは週に15時間働くだけで同じ豊かさを享受できそうな気がしますか?
私はしません…
では、ケインズの予想は外れたのでしょうか?
100年前と現代では世の中の複雑さが違う。
やるべき仕事の種類が圧倒的に増えているし課題もたくさん生まれている結果、労働生産性が上がってもなお労働時間は短縮することはないのだ。
本当にそうでしょうか?
本来の仕事を、
「有用なモノやサービスをつくる」
「重要な課題を解決する」
と定義するのであれば、モノやサービスが豊富にあり、一般人のレベルで解決できるような課題などほとんど残っていない現代においては、仕事の総量がもっと減ってもよいのではないか?
もしかしたら、ただひたすらに生産性を高めて新しいモノやサービスを生み出し続けている仕事の中には、本当は必要のない仕事「クソ仕事」がたくさんあるのではないか。
そんな耳の痛いことが書いてあります。
努力=成功ではない
オールドタイプとニュータイプを比較しながら、これからの世の中をどのように生き抜いていけば良いのかが書いてある本ですが、今回特にご紹介したかったのは、
「自分の価値が高まるレイヤーで努力する」
ことの重要性です。
私は残念ながらまだまだ、仕事で大きな成果を残せたわけでもないし、世界を旅して回るほどのお金を得ることもできていないし、家族にもっとたくさんの時間を使いたいと思っている。
私は良い大学に入るために勉強もしてきたし、一部上場の大企業に長く真面目に勤めて出世もできていた、健康にも気をつけてダイエットにも成功したし、休日は基本的に家族と一緒に過ごしている。
そう、このnoteを読んでいるような「何かを得ようと日々頑張っている」ような人たちは、決して努力をしていない人なんていないと思うのです。
それではもう一度聞きます。
ここで、これまでの考え方だと、
「努力が足りない」
「成功するためにもっと努力しなければならない」
という発想に至るのです。
その考え方を見直そうよ。
これが今回一番言いたいことです。
こんな話をすると、
という意見が聞こえてくるとも思っています。
確かに全て正論です。
どんなことをするにしても、
最低限の努力は必要だし継続は必要です。
ただ、私が言いたいのは、
「努力至上主義」的な発想をやめませんか?
ということなのです。
真面目な真面目な日本人は、
そんなことを考えて、ひたすらに努力を積み重ねることが最大の美徳であるととらえる傾向にあるように思っています。
何か職業に就くときは、どんな職業であってもまずは長い下積み生活を送り、たくさん勉強して知識をつけ、人に認められるような努力をたくさんしないと一人前にはなれない。
そんな考え方が支配的すぎて、
本当は別に輝ける場所があるのに、
辛い辛い今目の前にあることに全力投球して、
精神をすり減らしている人が多いのではないか…
最後に
一つのことに没頭してやり続けることも大事です。
でも、本当にその努力が自分の目的に到達するための手段として正しいのかを考えることはやめないでほしいです。
岩を動かすことだけに没頭して、ムキムキになって岩が動かせるようになったころには、もうみんな別の道から遥か先に進んでいる、なんてことがないように…
今回ご紹介した本は、
そんな人には全く必要のない本ですので、読まないでください(笑)
ただし、今後の人生について少しでも漠然とした不安がある人は、ぜひ一度読んでみることをおすすめします。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
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