マガジンのカバー画像

コトバアツメ~覚えておきたい言葉たち~

79
ぐっときたり、きゅんきゅんしたり、激しくうなづいたり、背中を押されたり。。。そんな心に響いた言葉の備忘録。
運営しているクリエイター

2020年11月の記事一覧

一文字に感じる大きな差

Casa Brutusの最新号のタイトル「居心地のいい家具」

家具を修飾する語なら〝心地いい〟じゃない?と引っかかった。
でも、人気雑誌のこと、タイトルはよくよく検討され、そこにはれっきとした意図があるはず。
と、一人ブツブツ考えていて「そっかー」と感嘆した。

〝心地いい〟だと、フォーカスは家具そのものに当たっている。読者は端的に『物』として家具を見ることになると思う。

しかし〝居心地のいい

もっとみる
まずは『生半可』に。

まずは『生半可』に。

11月8日(日)毎日新聞の文化面、作家の高橋源一郎さんへのインタビューより。

翻訳家の柴田元幸さんに「生半可な学者」という言葉があります。

ある生半可なレベルに知識が達すると、専門家には当然かなわないけれど、専門家にはできない質問ができるようになる。

生半可な知識を身につけるのは大変なんですよ。

「生半可」だからこそ、気づくこと、疑問に思えること、思いつくことって確かにあるだろうな。
まず

もっとみる
うっかり、一句。

うっかり、一句。

最近、朝のラジオやら夜のラジオやらで、
さらには新聞のコラム記事で(この記事に関してはまた改めて紹介したい)俳句に触れる機会が増え。

改めてその面白さ、17文字というシンプルさゆえの難解さ、難解さゆえの奥深さを感じていて。

ちょっとうっかり、自分も一句作ってしまいました。
影響されやすすぎだし、調子乗りすぎの自覚はありますが、せっかくなので公開しちゃいます。
批評やアドバイスなどは受け付けてお

もっとみる