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現役マンガ編集者が自腹で見た映画 2018年

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#感想

〜世の男性たちに捧ぐ〜映画「パッドマン」

〜世の男性たちに捧ぐ〜映画「パッドマン」

毎月一度、女にだけやってくるものがある。そう、それは『生理』。ハッキリ言って生理はめんどくさい!血が出るのよ。(血ですよ、あの血!女は血を流していても平然とした顔で日常生活を送ってるんです。男には無理だね。卒倒するんじゃない?)

お腹や腰がこの世のものとは思えないくらい痛い時もある。さらに生理前はホルモンバランスが崩れてイライラはもちろん吹き出物の嵐。胸も張ってチクチク刺すような痛み。書きたいこ

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映画「ア・ゴースト・ストーリー」

映画「ア・ゴースト・ストーリー」

ね……寝てしまった……。起伏のない映画だってわかってたのに、有休だと思って、普段は行列でいっぱいのお店で調子に乗ってお昼からワインをたらふく飲み、観に行ったせいだ…。私は馬鹿者だ!!

と言いながら、起伏がないので、寝て起きても事態は変わりがなく、なんとなくついていけるのが素晴らしい!(褒めるところ間違ってる)

アメリカ・テキサスの郊外、小さな一軒家に住む若い夫婦のCとMは幸せな日々を送って

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映画「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」

映画「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」

だぁれ?ファンタビ面白くないって言ったのは!? ちょっと、ここに座りなさーい。
あのJ.K.ローリング様がつまらない物語を書くわけないじゃないの! 凡人が何をのたまっているんですか? あのハリーポッターシリーズを書いたお方ですよ! まったくもう!!

ふぅーー、言いたいこと言い切った。では、気を取り直していきます。前作は「この人が主人公でこんな能力があって、最後に!この人が悪役です」というようなイ

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映画「斬」

映画「斬」

ストーリーはもちろん何もかもが予想どおり。予想を裏切るものが何一つなかった。

とにかく殺陣続き。池松壮亮と塚本晋也が殺陣を行う。のみ!!そこにめんどくさいけど、色っぽい女がチラッと絡んでくる。あまりにステレオタイプなストーリーと登場人物たちで、逆にこれがトレンドとかなの?と勘違いしかけたわ。

しかし、男の人って、なんであんなにもチャンバラが好きなんでしょ。
長く尖ったものが好きなの?短いけどピ

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映画「ボヘミアン・ラプソディー」

Queenといえば……、

ママ~~~~♫ うんたらかんたら~~~♪ ママ~~~、うんたら~~かんたら~~~♫ママ~~~うぅう~~~~♫(悲しいかな、英語、わからずで鼻歌…)

そして……、

ウィーウィーウィーウィー、ロックユー!!!の人たちですよね。
えっ?ヴァン・ヘイレンってQueenの中の人だったの?えっ、あのロジャー・テイラーもなの?やっべ、今、気づいたわ。というくらい無知な私でも3回は

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~美の共演・そして饗宴~映画「オーシャンズ8」

~美の共演・そして饗宴~映画「オーシャンズ8」

感想をうっかり書くのを忘れていた。おもしろかったのに、なぜ…。

間違いなくおもしろいです。これ系(便利な言葉ですね)の映画にハズレはありません。しかも、今回のメンバー凄すぎ!本気すぎ!お金かけすぎ!!目の保養がすぎる……。本当にありがとう。

ケイト・ブランシェットさま、アン・ハサウェイさま、サンドラ・ブロックさま、リアーナさま、ミンディ・カリングさま、サラ・ポールソンさま、オークワフィアさま、

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〜スリリング&ビューティさに脱帽〜映画「バッドジーニアス」

〜スリリング&ビューティさに脱帽〜映画「バッドジーニアス」

アタリだね!だねっ!!そんなことはチラシを見た時点からわかっておりました。私の目に狂いはなかった。このチラシ、最高じゃあないですか!(興奮!!)

タイで実際にあったカンニング事件に基づいた映画です。「えっ?ただのカンニングでしょ?」「先生に怒られて、重くても停学程度の処分でしょ?」とお思いの日本人の皆さまよ。それが違うのでございます。

インドでも学歴社会が行き過ぎて親も動員してのカンニング合戦

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映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」

映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」

映画館のポスターのみで前情報なしで見に行ったが、単純に面白いとか、面白くないとか、そういった次元ではない映画であった。ただし、めっちゃオシャレ。サブカル好きアラフォーからその上の世代は刺さる人が多そう。モチーフとして、マリオやゼルダの伝説なんかも出てくるし…。イイね!

主人公はおそらく30代で現在は無職。家賃滞納で家を追い出されそうになっているが、ダラダラしているのみで、仕事を探そうともしてい

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映画「プーと大人になった僕」

映画「プーと大人になった僕」

昔、『くまのプーさん』と『プー横丁にたった家』の2作品は読んだことがあったが、挿絵のかわいさ目的に購入していたため、ほとんど内容を覚えていないです。ハハハ…。

とはいえ、プーさんのお話だし楽しい気持ちになるかな?(なんか微妙な感じもする予告だけど…)大好きなユアン・マクレガーも出てるし見に行かなくっちゃね!くらいの軽い気持ちで行ったのだが、初っ端からまぁまぁ不穏な空気感で始まって、思わず身構えて

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映画「ジュラシック・ワールド/炎の王国」

映画「ジュラシック・ワールド/炎の王国」

クリス・プラット!クリス・プラット!クリス・プラット!!……と永遠にその名を呼び続けたくなる…。それほどのイケてるメンズ!!

その名はクリス・プラット!!!(わかってる。しつこいぞ!)

はいはい、今回もクリス・プラットのイケメンぶりは健在でした。本当にいいオトコ。相手役のナイスバディーの姉ちゃんがうらやましくてなりません。なにっこれっっ! うらやましいにもほどがある!!彼は実生活でも良きパパの

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映画「犬ガ島」

映画「犬ガ島」

むーーーん。期待しすぎだったかな。でも、面白かったような…(揺れる~想ぉ~いぃぃ~…♫)

近未来の日本。ドッグ病が大流行するメガ崎市では、人間への感染を恐れた小林市長が、すべての犬を“犬ヶ島”に追放する。ある時、12歳の少年がたった一人で小型飛行機に乗り込み、その島に向かった。愛犬で親友のスポッツを救うためにやって来た、市長の養子で孤児のアタリだ。島で出会った勇敢で心優しい5匹の犬たちを新たな相

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映画「焼き肉ドラゴン」

映画「焼き肉ドラゴン」

いやはや、ほんっとに面白かった!しかし、日曜日の映画館がいっぱいで見れずに(1時間以上前に行ったのにっ)泣く泣く友人との待ち合わせ時間までタリーズで時間を潰す羽目になり、平日の夜にリベンジしたわ。土日って映画ファンからすると受難よね。

舞台は高度経済成長期の大阪。万国博覧会が催された1970(昭和45)年。伊丹空港の近くにある韓国人街。その一角で焼肉屋さんを営む一家のお話。
亭主・龍吉(キム・サ

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映画「レディ・バード」

映画「レディ・バード」

女子の青春映画の決定版と呼び声高いが、異論なし!!である。そして、母娘映画の決定版でもあるな~と思う映画でした。

17歳のクリスティーン(シアーシャ・ローナン)は自身を『レディーバード』と称し、家や友人関係ではもちろん、学校に提出するテストや論文にも明記する。進路希望は、自身が住む田舎町のサクラメントを出てニューヨークかサンフランシスコの大学に通うことだが、父親がリストラにあい、さらに兄が定職が

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映画「デッドプール2」

映画「デッドプール2」

小ネタから大ネタまでぶっ込んできていて、さすが『デッドプール』と言った感じの内容に仕上がっていました。ただ、やはり何と戦っているのか、何のために戦っているのか等があやふやな感じが否めません。あと、ネタとかノリが良くも悪くも『小学生男子っぽい』んだよな…。たまについていけないのは私だけかな?

この映画を見ていて、改めて考えたいなと思ったのが『TVサイズ』と『映画サイズ』について。私は映画をよく見て

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