映画「ボヘミアン・ラプソディー」

Queenといえば……、

ママ~~~~♫ うんたらかんたら~~~♪ ママ~~~、うんたら~~かんたら~~~♫ママ~~~うぅう~~~~♫(悲しいかな、英語、わからずで鼻歌…)

そして……、

ウィーウィーウィーウィー、ロックユー!!!の人たちですよね。
えっ?ヴァン・ヘイレンってQueenの中の人だったの?えっ、あのロジャー・テイラーもなの?やっべ、今、気づいたわ。というくらい無知な私でも3回は泣きそうになりました。はい、もう誰が見に行っても楽しめることは、勝手に請け負います!

この物語はボーカル&キーボードのフレディ・マーキュリーを軸に、Queenのがどのようにしてスターダムにかけ上がり、世界中の人々の心を捉え、現在でも伝説として語り継がれ・聴き続けられているのか、ということを描いた作品になっております。(事実と違うことも結構あるようですが、事実なんて本人たちにしかわからないし、本人でさえもわからないこともあるよね…)

フレディ・マーキュリーの両親はインド人でゾロアスター教。ザンジバル島で生まれ、インドで育つ。その後、ザンジバル島に戻ったが革命が起き、17歳で家族でイギリスに渡ってくるという生い立ちだそうです(ウィキペディア先生調べ)。差別を受けながらも、大好きな音楽に携わりたいと、ライブハウスに通いながらチャンスを伺っていた。そんなある日、「スマイル」というイケてるバンドのボーカルが辞めたことを知り、自分を売り込むフレディ。(こちらもウィキペディア先生調べ)

その「スマイル」に在籍していたのが、にゃんと!あのヴァン・ヘイレンとロジャー・テイラーなのですね。まさに運命の出会い。天才×天才×天才。みな天才。すっげーとしか言いようがありません。

さらにこの時フレディは運命の女性との出会いも果たしているのです。その女性の名前はメアリー・オースティン。かなりイケてるショップの店員さんだったようで、フレディと恋人になり、精神面はもちろんビジュアル面からも彼を支えていくのです。

……なんですが、みなさまご存知のとおり、フレディ・マーキュリーはゲイというかバイ・セクシャルなのです。そういったことによりメアリーとの蜜月の関係にも徐々にヒビが入っていきます。もちろん彼の宗教上、ゲイやバイセクシャルということはご法度中のご法度。この時代、宗教はもちろん、世間一般にもゲイやバイセクシャルなど認められている世の中ではなく、「ご法度」という軽い言葉で言い表せるようなことではなかったことは容易に想像できます。

私生活ではそういった苦悩を抱えながらも、Queenは飛ぶ鳥を落とす勢いで人気を博していくのです。ネットの情報を読んでいると、その人気に火をつけたのが日本の女子ファンたちだったようですね。うれしいかぎり。

なんですが、やはり天才というものには色んな「虫」がたかってくる上に、売れれば売れるほどアウトプットばかりが続き、その上にプレッシャーものしかかってきて精神的にかなり疲弊するんだろうなぁと、凡人の私でさえも思うのですよ。

さらにはファンの女子たち(や男子)の熱狂ぶり。他人の圧倒的なパワーを受け止めるには闇の力でも必要とするんではないだろうか……とジャニーズのコンサートに行った際にも感じましたもの。怖いよ、あれ。

売れて世界のトップスターになり、ハイになっている時は大丈夫なんだろうけど、ふと何かに気がついてしまった時、心と体がバラバラにならないように、気遣ってくれる妻だったり家族だったり、友人だったりが身近にいればよかったんだろうけど、フレディは彼のセクシュアリティ上、そういった関係を構築するのが難しかったと思われる。フレディはQueenのメンバーのことをたえず「家族」だと言い切っていた。ホンマ泣けるわ。ってか泣いたわ。

フレディは孤独や不安から負のスパイラルに陥ってしまったと思うのです。しかし、あの美しいメロディや歌詞ができたのさ、彼が天才ということはもちろんだけど、いっぱい悲しんだり傷ついたりした人だからこそ、人の心を打ち、捉えて離さないものになったんだろうなぁと思うのですよ。

あの有名な曲がこんなふうにできたんだ!とか、あの有名な曲はこんなに長かったんんだ…とか、Queen素人にとってはすべてが新鮮で、これを生でリアルタイムで聞いていた人がいるなんて羨ましいなぁと思った次第です。こちら40歳なので、リアルタイムで聴くチャンスはあったはずなんですが…。

いろいろ書きましたが、ホント見てください!絶対見ろよーー!って感じです。Queenの魅力を味わったことがある人はもう観てると思いますが、私のように残念ながら味わったことがない人たちよーー、あの圧倒的なライブ感を今、映画館で体感してほしいです。まるでQueenのライブに行ったようでした!

こちら映画を見終わってから2週間くらい経ちますが、まだ頭の中ではQueenの音楽が鳴り響いております。中毒性がありますな~。

あと、この映画、かわいいお猫さまたちが画面いっぱいに出てきます。大画面ににゃんこさまのゴロゴロゴ、最高です♥

最後にひと言。ブライアン・メイさまの足の長さと細さよ!まさにロックスターの足!!

#映画 #感想 #ボヘミアンラプソディー #Queen #044





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